荒川和久さんが提唱する【恋愛強者3割の方法】からすれば、私などは元々弱者3割側であり、あれがあったから弱者になった、というのはおかしいが、私とてこの法則に出会うまでは不幸の積み重ねのせいだと、運命を呪って過ごしたものである。
先日までが、拗らせきって30歳になってしまい、やむなくソープへ行った話だったが、そうなってしまうまでを説明したい。


今は便利な言葉があり、陰キャラでコミュ症というとしっくりくる。男でスポーツが苦手というのは自己肯定感の上で大変なハンデになる。地方でも子供の多い時代、バブルに向かって行く時代に青春が重なる。中学時代にいくつか失恋するが、まあこの頃は人生経験。ごく普通の県立高校へ進学したが、これまたこの頃の傾向で、中程の普通科の公立高校は女子が多く、文系に行くとハーレム状態で女の比率が増える。この環境だと、モテる者は男女とも無双状態、悔しいながら羨ましく、いつか自分も、と思いながら、失恋を重ねることになる。

文化部に属したが、最初、男ばかりだったところ、下級生は女子主体になり、これまたハーレム比率になった。

周りの男子は、それなりに彼女ができ、別れるヤツもいたが、卒業段階でクラス男で3年間彼女なしは自分ともう1人だけ、という現実に愕然とした。


失恋も重ねるとメンタルにくる。かなり弱ったところ、卒業間際に想いを伝えて、振られた時、心の一部が、音をたてて壊れたような気がした。元々トンネル内だかさらなるトンネルに突入したと思う。

一年生の時振られた、あの子が彼氏とイチャつくのも辛いが、3年間で彼氏が次々変わって行く様は、まだ清純な少年にとって、夢が現実(当たり前)に駆逐されるトラウマ級の体験であった。人より遅れても彼女ができれば癒されたろうが、さらに失恋を積み重ね、先に述べたが【3年間彼女なし】と、なってしまう。


傷心で大学進学、過日述べたが当時は短大全盛だった。しかし自分進学先は学部の傾向から女子が4割程度おり、高校までの友人には羨ましがられたものである。今でいう陰キャで高校まででコンプレックスをかかえていて苦戦が続くが、たまたま属した男ばかりのサークルが下級生が女だらけになったのである。さらに1年下も女子優勢、行事イベントでは女子に囲まれていたことになる。

途中略

傷心で卒業後の最初に就職した会社では、当時らしく高校短大卒→結婚退職パターンの典型で、好景気の時代ということもあり男子の定員は埋まらず、同期生も女子だらけになる。まさにハーレムである。

退職後、今の仕事に。

これまでのような極端な女子優勢はないものの、割と標準的な環境と思うが、過去、若い時にこれだけ有利な環境で成功できない者が、20台後半以降、変われる訳もなく、あえなく30歳を迎えて、、、

前回までの話に繋がるのである。

いったい原因はなんだったのか?生まれつきの運命かも知れないが、反省を含めてみてみたい

続く