完璧に恋愛弱者である私は結局のところ風俗(ソープランド)で初体験を済ませることになった。こんな男は少なくないとは思うが、私は当時30歳。悩み抜いての決断だった。(大袈裟)
自然な出会いから愛を育み、そして・・という、夢みたフィクションの世界が自分には無理と判断するに忸怩たる思いであった。月並みな表現だか「金で愛を買う」ことを軽蔑していたのにである。
最近、snsで「日本の男性は、イギリス人と比較して風俗経験者が多い。女性蔑視の風潮がこういう点で明白である」という主旨の意見を見た。ちゃんと日英のアンケート結果も添付されている。さらに「自分は付き合った女性、現在の妻としかしていない。相方に尊敬の念があれば当然である。また学生の時は体育会だったとかでじきに風俗に行く話になり、会社員になっても誘われて閉口した。男がそんなだから日本は・・・という論調である。
読んですぐ思ったのは【若い頃の自分と同じ考えだ】ということ。私も彼女いない歴を積み重ねても【将来自分と付き合ってくれる人に失礼になる。病気のリスクも無視できない】と断っていたからである。恐らく女性が聞いても納得していただける理由と思う。

ただ先の投稿者を嗜めたい点もある。
①あなたにはちゃんと相手がいる、また過去にもいた。パートナーいない人間の苦しみは分からないだろう
⓶性嗜好は千差万別、特定パートナーと少ない回数で満足できるから立派というのは、行き過ぎで偏見では?

といった点は賛同しかねる。世の中には射精介護という仕事があるが、そんな極論を出さずとも、正論を守ったために、長い目では道を誤る可能性がある。

 モテない故に、女性の尊厳に配意してきた。まだ見ぬ未来の彼女に失礼のないように、と過ごして結果、中年童貞などと、漫画で揶揄されるようになってしまえばどうするのか。熟慮の上、風俗で初体験を決断した。真剣に悩んだ末である。(それにしてもリンク貼りしたこの漫画、一面的すぎて酷い)



長くなりそう。続く