
何かある時に、ふっと思い出すあること…
もう39年位前の二十歳のクリスマス近い日に、東京の錦糸町に住んでいる親友の家へ車で向かっている途中で急にお腹が痛くなり我慢できず途中の箱崎(水天宮や人形町が近く)で小さな病院に駆け込んだ、
頑固そうなおじいさんの先生で、急性の盲腸炎で散らす注射を1本射ってもらいしばらく横にならしてもらいました。
帰りに、保険証とお金もそんなに持ってなくその事を説明すると、ぶっきらぼうに「金はいらん‼」とひとこと言って奥へ入ってしまった。
後日、お金と保険証と菓子折を持ってお礼に伺ったら「そんなものいらん!」
くいさがって、何とかお礼の気持ちを伝えようと渡そうとするが…
「困った奴がいたら助けるのは当たり前!見返りなんかが欲しくて人間やってない!」
菓子折持ってお礼をして大人っぽく振る舞って、なんか自分が薄っぺらに見えて、石で頭を殴れた気持ちでした‼
大人の人間人情ってこう言う事か!
ひとつ大人になるための勉強(経験)をさせて頂きました。
私もその先生に近い歳になり、今度は子供達に同じような経験をさせて上げられる事が出来たらと思います。