行動遺伝学のエビデンスはおもしろい。
学生時代・・・あんなに必死だった勉強だけど。
学業成績に対する影響・効果でいうと
「お金の力」3%
「本人の努力」10%
「遺伝子」50%
なんなんだろうね・・・・・・・・・・・・・
「あいつはボンボンだ」とか「貧しいのに努力して立派な大学へ行った」とか
大人になっても、まだ、そんなこと言ってる人もいるけど
実際は、「遺伝ガチャに当たったかどうか」なわけで。
いい大学へ行って、いい会社に入った後も、人間は・・・いろいろあるわけで。
そこでいろいろ挫折して、いい会社の底辺にずっと居ることもある。
でも、だからといって、それがどうなのかというと
それも、「遺伝子」と「環境」の複雑な相互作用・交互作用の結果であって
大部分は「運」「偶然」に帰結する。
そして、いっぱい、勉強しました、いっぱい頑張りました、お金も地位もいっぱい手に入れました。
ということになっても
実際は、大富豪だろうが、ニートだろうが、日常の幸福感には殆ど違いがない。
日々の生活に、安心か、不安か、は、貧乏人とお金持ちの間に10~20%くらいの差は出るけれども。
もともと不安神経症タイプかどうかは、やっぱり遺伝子の影響がずっと大きい。
生活保護などで「健康で文化的な最低限度の生活」がある程度しっかり得られる国であれば
まぁ、ある程度、いい国なのかもしれない。