ふと思い出したけど
アマゾンでの本の購入履歴をみたら、2010年に買った本だけど
本当は恐ろしい江戸時代 (SB新書) 新書 – 2009/4/16
内容
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江戸時代は北朝鮮そっくりだった!?
江戸時代はユートピアではなかった。
実はこんな一面もあった、こんなに住みにくく、生きづらい世の中でもあったという観点から、
江戸時代のもう一つの実像をあぶり出す。歴史マニアも目からウロコの、びっくりエピソードが盛りだくさん。
▼本書の構成
はじめに 江戸時代は北朝鮮そっくりの“地上の楽園"だった
第1章 餓死者が続出し、はげ山だらけ
第2章 サドマゾ趣味のでたらめ刑罰
第3章 自由も民権もなかった暗黒の日々
第4章 旅は自由でなく、しかも歩くしかなかった
第5章 食生活も財政も米のみが頼り
第6章 教育水準が高かったというのはウソ
第7章 地方は「江戸藩」の植民地
第8章 「鎖国」したので植民地にされそうになった日本
第9章 働くのは嫌いで賄賂が大好きなのが武士
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この本を今考えると奇妙なんだよね
相対幸福の概念でいうと、大体のところは、社会に正当性を付与するのは・・・・・・・・・・
「時代の最先端との同期性こそが人の幸福」
とも言える概念なのかもしれないけど
この本の場合は、時代を超越した最先端との同期性を主軸にして本を書いているということ
進歩史観の観点で、昔を、未開で野蛮だったと、こき下ろして、あざ笑うことで
現行体制、現行秩序、現行社会を正統化する本だけど
まぁ、どういうことなんだろうねぇ
本当に今こそが最もよい全ての時代なのだろうか・・・・・・・・・
じゃぁ、100年後はどうだろうか・・・・・・・・・・・・・
大勢の人がガンで死ぬのをある程度、運命として甘受しなければならなかった
100年前の2024年は、未開で野蛮で不幸な時代だった・・・・・などと懐古されているかもしれない
相対幸福というのは、その人の感情を快感なものに保つために「優越感」というものを動員する必要がある
つまり、比較対象となるもっと劣った存在がどうしても必要なのだ
資本主義社会にある程度の正当性を付与しているのは「相対幸福観念」であるのかもしれないけど
うーーーーーーーーーーーーーーん