キャバクラ行ってきた。

最初、最近、よくつくヘルプの子がついた。

最近、段々、洗脳が解けてきた話して。

社会の洗脳。

あれさ、学歴生存競争とか極端に没入しすぎるとさ。

自分が手の届かなかった国立大学の人が、名誉ある研究職とかに就職すると。

すごいキラキラした輝かしい人生になってるんじゃないかとか。

あるいは、自分以下の偏差値の学校の人は、ひどくみじめな思いして暮らしてるんじゃないかとか。

そういう思い込みを若い頃、もって生きていたのだけど。

彼女も、そういう感覚は理解できたみたいだけど

実際は、生活の中で感じる、快感や苦痛は殆ど変わらないみたい・・・って話して。

就職した後もさ、学会とか行くと、国の第一線の研究者が、いろいろな研究発表をしていて。

すごいなぁ・・・いい仕事なんだろうなぁ・・・キラキラしてるなぁ・・・なんて思ってたけど。

それは勘違いだった。

でも、あなたもそんなに悪い仕事じゃないんでしょ?みたいなこと聞かれたけど

まぁ・・・そこそこではあるけど、でも精神病になったり、生活していてかなり苦しいことはあった話して。

彼女は、恵まれていることを人間は忘れてしまうのか・・・?

みたいな戒めを感じたみたいだけど

恐らくそういうもんでもないのだと思う話はしたけど

日本人の約100年前の日常の食卓は、あわとひえでできたおかゆくらいしか食べられなくて

年二回、お盆と正月の晩だけ、一切れの鮭と白米が食べられて、

それが大ご馳走だと、家族中が、わっと明るくにぎわったということだったけど

現代だと、生活保護世帯でも、毎日、白米、肉、魚、野菜、和食、洋食、中華、なんでも食べられるわけだけど

そのありがたさよりも、自分よりも金持ちがいるから、自分はみじめだと感じたりも恐らくするんじゃないかってところもあるだろうし

あと、最近の研究結果では、

年収1兆円の大富豪と年収8万円のアフリカのマサイ族の幸福度が同等であったとか

アメリカの中間的なビジネスマンとインドのスラム街で人力車を引いている車夫の幸福度が同等であったとか

そういうこともわかってきていて

GDP世界一位でも必ずしも幸せとは限らないということ・・・・

日本経済がイケイケで円高だった頃は、貧しいアジアに旅行したときに、現地の人たちが意外にも、幸せそうに生きていて、当時、エコノミックアニマルだと言われていた日本人は、頭が「?」マークになっていた・・・・・貧乏ならみじめで不幸に違いないと思い込んでいた。

ところが、現実には、そうではなかった。

そういう話とかした。

日本人は、戦後、お金お金で極端にお金を求めてたけど、あれなんだよねぇ

最近の韓国なんか生存競争が行き過ぎていて、出生率が0.7くらいになってる話。

子どもでもひどい学歴生存競争やってるけど。

資本の論理ばかりが強すぎても、子供が育てられるような国ではなくなるのかもしれない話。

会社とかでもやっぱり貢献する人は、お金と地位と名誉の力を信じ込んでいるような人で、そういう人はそれを得るために、めちゃくちゃな努力をして、自ら仕事を探してきてどんどんこなしていくような感じなんだけど、それはプラスの面かもしれないけど、マイナスの面もあるようだという話。

たとえば、自分が行っていた居酒屋に、以前、体温計で有名な某大手企業で常務をしていたという退役者が店に来たのだけれども、いきなり自分の過去の会社の看板と経歴をすぐに言ったあと、そこらへんの常連にマウントしたり説教を始めて、すぐにマスターに店を追い出されたという事件があって。

マウントというのは基本的に戦場からの帰還兵のPTSDと同じで、ベトナムからの帰還兵が、午後の昼下がりの平和な公園で、ちょっとしたことがきっかけで、その辺の一般人に馬乗りになって暴力を振るってしまうというようなのと同じような行動で、これは激しい生存競争で負った精神の傷が関係しているのかもしれない・・・という話。

たぶん、会社で役員になるような人は、もう企業組織の論理にどっぷり浸かって、向上心をもって、ひたすら、苦しみに耐え抜いてがんばってきたような人なんだろうけど、自分でも気が付ないうちに、プライベートでそういう行動を引き起こすことになるという話。

彼女は、仕事だけしかしてないと、そういうことになっちゃうんだね、って言ってたけど。

キャバクラで接客していても、お金持ちのお客さんも来るだろうけど、幸福が完成してますなんて人みたことないでしょ、誰にでも何かしら不満や悩みもあるし、むしろ相対幸福を追求する過程で苦しみに耐え抜いて、これだけのものを手にした、どうだって感じになって、周囲の人を見下した感じでいたり。

うちの職場のエースの人もさ、やっぱり、苦しみに耐え抜いて努力して、立場を得て、偉い人と対等にやりとりができるようにということで、すごい仕事している人もいるんだけど、そういう考えって家庭にも影響するようで、子供は私立の中高一貫校で成績はクラスでトップなんだけど、普段から朝まで勉強していたとかで、すごくストレスで追いつめられたような家庭環境で生存競争に没入していた。結果的には推薦入試で私立で一番下の学費の高い医学部へ進学したのだけれども、医師というステータスを求めた進路決定だから、医師同士ではその大学でバカにされつつも、医師としての誇りはあって、それ以外の人を見下した感じになりかねない話をしたけど。患者様に喜ばれてほっこりしたいのとは違うから。

とかそういう話して

マウントとかいうのはさ、資本主義社会システムの影響で生じているのかどうか・・・・気になった頃もあったけど、どうやら性選択のメカニズムで生じているのではないかと、最近は考えてる話したんだけど

男の場合はさ、地位財産名誉などの相対幸福を巡って争うというのは、群れで一番、地位財産権力のあるアルファオスが最も女性に選ばれるというのが影響しているかもしれない話。

自分は、普段チャットをするんだけど

マウント内容の男女比較でみると、男同士は、地位財産名誉成功栄光栄華勝利を巡って男同士で争う傾向があるのに対し、女性同士は、美容やおしゃれにかけるお金の額でマウントしたり、キャリアのある女性がない女性にマウントしたり、ってのが見られる話し。

彼女はそれあるあるだね、って言っていて。

基本的に異性に選択されるかどうかというような要素を巡って、同性同士で対立したりマウントしてるというところ。

男同士だと、地位財産のある人間は、嫌われやすいけど、女性にはモテやすい。

一方、女性同士だと、容姿スタイルが良くてセクシーな女性は、嫌われやすいけど、男性にはモテやすい。

特に服がセクシーすぎるとかいうのは、女性同士ではかなり印象悪いようだという話。

男はめっちゃ反応して食いつくけど。

彼女はそれもよくわかるって言ってた。

だから、マウントというのは、戦場で生存競争した帰還兵だけに見られるものではなく、有性生殖をする哺乳類では、ヒト以外でもけっこうみられるということだよね・・・・特にオスがハーレムを形成するような一夫多妻の動物とか・・・・・アザラシのオスなんかはメスの群れを巡って血みどろの争いをするし。

まぁ、そんな話をしていたら、指名の子が来たので交代。

最近もずっと考え事してるの?って笑いながら聞かれて

全力でしてる!って話したら

そんなことしてたら、疲れちゃうでしょ、って言っていて。

彼女は、先週いた、お客さんのグループの話ししていた。

7人で来て5時間滞在したグループだったんだけど、料金が高すぎる!ぼったくりだと言って、客が警察呼んで、一時間くらいモメてたって話だった。

普通に考えて、1時間1万円としても、7×5=35万円 くらいなわけじゃん

その時のお会計は25万円くらいだったけど、大勢で5時間いたら、びっくりする値段だったんだろうけど

冷静に考えればそれくらいじゃない?って言っていて

女の子もいっぱい変わるからドリンク代もかかるだろうし・・・って言っていて

警察はそういうのは民事不介入だからって言ってたけど

間を持つようなことしか言わないらしい・・・たとえぼったくりバーだったとしても

結局、警察は、ドリンクは何杯飲んだかなんて店側でいくらでも書けちゃうから、ということで

一杯飲むごとに料金総計を書いて伝えてみてはどうか、なんて店長は言われたらしい、って言っていて

え?そんなことやってる店、俺今まで一度も経験したことないよ?って話して

俺はぼったくりバーに出会ったことないか、彼女に聞かれたけど

俺は今までそういうことになった経験は一度もない話をした

そもそも知らない町で知らない店に行くときは、まず無料案内所とか公式ルートを使ってしか行かないから

って話して

キャッチとかと交渉して店決めると、ぼったくりバーに案内されることあるようだけど

キャッチはいろんな店と個人契約して、紹介した客の売り上げの何%を受けとるってなってるらしいから

キャッチと交渉して店決めると、ぼったくり被害に遭うみたいだけど

無料案内所は、その土地の優良店しか紹介してないからって話

まぁ、自分も一時期、歌舞伎町とか行ってみてた頃あったけど、表側しか知らないね、って話して

彼女は、いろいろ、夜の街の裏事情の話しをしていたけど

ぼったくり被害に遭ったら、恐らく泣き寝入りしかないだろうけど、店に潜入リポートしてその動画をネットにアップするとかで、店を脅かす人もいるみたいだけど、それは絶対にやめたほうがいいね、って話したけど。バックにヤクザが絡んでるようなぼったくり店と争ったりすると、殺されたり監禁されたり・・・何が起きるかわからないから。まずそういう店に行かないことが第一選択だ。そのためには信頼ある経路でしか店を選ばないということ。

あと、しばらく話していたら、20代くらいの男性のグループが入店してきて。

あの年齢でキャバクラなんかで遊ぶ必要あるのかね、って話になって。

自分は22歳の時に、職場の上司に毎晩、スナックに付き合わされるの苦痛でしかなかった話して。

22歳だと同年代の女の人なんてみんな独身だから、飲み友達なんてすぐ見つかるし、割り勘で安いし、いや、水商売の年増のプロの女に高い金なんか払って飲まなくても、もっと可愛くて若い女の子ともっと安く酒くらい飲めたから、職場の上司に連れていかれるスナックが若い頃はすごく嫌だった話したんだけど。

彼女は、ケラケラ笑いながら、ウケるー、って言ってたけど。

何歳くらいからキャバクラ行くようになったの?って聞かれて

まぁ、転勤で飲み友達がいなくなったときだけど、それでも、転勤した地元のコミュニティーと接触取って女性の飲み友達はいたけど、その時、年1~2回くらい、昔先輩に連れて行かれたのを思い出して、行き始めたのが20代後半くらいで。

まぁ、あと20代後半で結婚を諦めて、またもう一回転勤があって、その後、30歳くらいのときには、月1回くらい行くようになっていたけど。結婚しない前提だと、一般人と関わるより、キャバクラの方が安心して飲めた印象ある話して。

若い一般人女性だと、なんか焦りを感じるんだよね・・・展開を急いでいるというか・・・でも、自分が初めから誰とも結婚しない前提だったら、今その場だけ明朗会計で処理する夜の街の方が、適切な居場所なんじゃないかと思って、30代からそっちにシフトする感じになった話をしたけど。

一般人女性って水商売の女はカネカネで小汚いやつらだみたいなこと言ってるけど、水商売の女の子って割と給料分の仕事だけしていたいというところがあって、そこまでガツガツ金銭欲を追い求めている人、そんなに経験上は出会わなかった話して。むしろ危険な巨大な欲望が絡むのは、婚活している女の人だよね・・・・婚活化したら、一般人女性だろうと水商売女だろうとみんな同じように危ない。一生分の欲望が絡んでいるわけだから・・・・ただ接客している範囲では、一般人より水商売の女性の方がまだ仕事という割り切り感もあるし、一回ごとに代金のやり取りがあるので、ある程度の気配りなども維持されているという点で、そんなに悪いこともない話とかして。

まぁ、一時間したので、帰りました。