ふぅ。
居酒屋行ってきた。
マスターの息子さんいた。
話しかけてみた。
円安止まりませんね、って話。
これキャピタルフライトする可能性ある話した。
政府の為替介入じゃ防止できない話。
政府の外貨準備高は今200兆円くらいだけど、政府は公表してないけど、半分くらいは売却できない米国債と考えられて。
一方、日本人の個人の預貯金は2100兆円あるというところだよねぇ。
まぁ、今の流れだと、国内はゼロ金利下でインフレ率は2~3%ということだから。
預貯金のまま20~30年持ってると、実質価値は3~4割減少してしまうということで。
新NISAとかの非課税枠がインセンティブになって、今、国民が直接投資する流れになってますけど。
これで、アメリカの、SP500インデックスとか、あるいは全世界株式、あるいはインド株、
金利4~5%の各国外貨MMFで利殖しようと、個人の海外資産選好が始まってますよね。
で、そういう個人の行動は全て円安にシフトする要因になるということ。
日本人の2100兆円の個人金融資産の何割かを海外資産にシフトしただけで、
もう政府が為替介入できる資金を簡単に上回ってしまうので、この円安は、もう政府にはどうすることもできない話。
だから、日米金利差が長期間縮小しなかったら、キャピタルフライトによる超円安もあり得る話だよねぇ。
マスターの息子さんは、日本は利上げするといっても、レー点何%じゃないですかって言っていて。
でも米国の金利なんて5%じゃないですか、意味ないですよ、って言ってた。
そうですね、海外に資産が逃避しないレベルの金利にあげると、
政府の1600兆円の累積債務の利払い費がドカーンとあがって、あっというまに財政が立ち行かなくなる。
だから、日本政府は欧米各国が利下げする時までじっと待ってるしかない、ということになる。
アメリカが5%の金利でインフレを鎮圧できるか、あるいはアメリカが高金利によって景気失速とか雇用情勢の悪化ということになれば、アメリカも利下げすることはあり得るけど。
現段階では、まだアメリカはインフレは鎮圧できてないし、景気も雇用も堅調。
だからアメリカはまだしばらくは利下げはない。
ということは、日本人の個人資産は、インフレ・ゼロ金利下の預貯金による資産の劣化を防ぐために、海外投資する流れは変わらない・・・・・ということは、円安傾向はこのまま続く・・・・・ということになるという話だよねぇ。
いや、現状って、たとえば、リーマンショックの暴落とかコロナ禍の暴落とか、短期間で収束できたのは世界各国政府が大規模な金融緩和措置をとって、市場に資金を大量供給したからであって、株価暴落に対して世界の政府が対応しなかったら・・・・株価が1/10とかになって、→大恐慌→世界大戦 なんて流れにもなっていかねなかったわけで、その都度、国債を大量に発行して対応してきたわけですよね。で、大量に注がれた資金によって、過度のインフレになったり、さらにバブルが進行する結果になるわけで・・・で、今になって世界は利上げでインフレの鎮静化をしなきゃいけなくなっている。
だから、今は、大量に世界に注がれた資金によって、インフレと、株も、不動産も、国債も、全部バブルになっている・・・・これいつかはじけることを想定すると、金(キン)とかしかないんじゃないかって息子さんは言っていたけど。
金(キン)は、退蔵したらそこまでで、拡大再生産機能がないので、そればっかりみんなが選好しても金融システムが目詰まりすることになる・・・・。
自分なんか今は、資産の半分くらいが外貨建てな話したら。
マスターの息子さんもそうだったみたい。
あと、マスターの息子さんは、イスラエル・イラン情勢と金価格の話してた。
金が下がるときはどういうときが考えられるか聞かれたけど、2通り想定してる話した。
1.株価が暴落して1/10とかになって、金が高騰しているときに、一斉に株に資金が流れて、バーンと価格が下がるか
2.金以外全部暴落して、国際政治・国内政治がめちゃくちゃになって、政府が低価格で強制買い上げするか没収する・・・・その時には、通常の民主制は終わっている・・・挙国一致内閣かなんかで、私権はすでに制限されている。
金価格が下がるときは、この2通りくらいしか自分は想定できない話した。
株全部売るってずいぶん思い切ったことしましたね?って言われて
株売ったお金で、各国外貨MMFと、債券(インド債)、プラチナ少し、買った話した。
マスターの息子さんはインドの首相選の話してた。
モディ首相続投になれば、あの人は経済重視だから、しばらくインド経済は成長基調のままだと思う話してた。
まぁ、そんな話をして、食事が終わったので、帰りました。