居酒屋行ってきた。

マスターと息子さんいた。

マスターに話しかけてみた。

大学受験って勝ったからといって、別に幸せになるわけでもなんでもないのに。

階級意識や選民意識だけ変についちゃったりしますよね。

って話して。

マスターは、、、それ、そうなんですよ、、、って言ってたけど。

まぁ、過激な生存競争というものの洗礼を社会に出る前に経験して。

そういうものを備えてから、この社会で生きていくわけですよね。

なんなんでしょうね・・・・・・あの洗礼は・・・・・って。

マスターは、だから世の中、ろくな人間がいないんですよ、、、って言ってた。

このお店で、どこそこの私立中学の同窓会をやってる40代の人たちがいるんですけど。

まぁ、みんな社会では立派な肩書の人たちばかりなんですが、どいつもほんと人としてクズですね、って言ってた。

その辺の初対面の人に、出身大学はどこですか?とか聞いちゃうんでんすよ?って言っていて

キラキラ光りもんばかり身に着けてたり。

あるいは、食べ物を値段で うまい まずい、を判断するとか・・・・・って言っていて。

うーーーーーーーーーーーーん

世の中で立派な立場の人って、ある意味、ずっと相対幸福のみを希求してきていて、

しかもこれまでそれで一度も挫折してないから、それだけのまま生きてるんじゃないですかねぇ

って話したんだけど

マスターからみると、彼らは、肩書は立派でも何も哲学がない・・・って言ってた。
恐らく、生存競争で勝利すること、他人より優位に立つこと・・・それこそが幸せの源泉であるとの信念なのだろうから、それでまだ躓いたことがないということは・・・・そのまま今まで通り走ってればいいだけなのかもしれないけど。

まぁ消費スタイルとかも「高いものに価値がある。」とか、あるいは「みんなが欲しがりそうなものを揃える」とか、そんなもんでしかないって言ってた。

そういう人は、子供にもそういう思想で教育するんですよ、って言ってた。

あと、子供の塾とか予備校とかも、がんばれがんばれって競争させて、あんな低辺校じゃだめだとか煽るわけですよ、って言ってた。

マスターの息子さんは、このまえいた男女4人組のお客さんの話してた。

やっぱり男の人にひとり、すごい経歴自慢している人がいて、女だけが食いついてたって言ってた。

そうですね、女の人はそうなんですよね。

群れの中でNo.1の富と権力のあるアルファオスが好まれるので、女だけはそういうのに反応する話

まぁ、たとえば、男性からしたら、若い女性が娼婦のようなセクシーなファッションしてると。

いい感じ、ってめっちゃ反応するじゃないですか、あれ女性同士だと悪趣味なファッションなんですよね。

あと、男のファッションというと、茶髪に上下ジャージでスニーカーに、ごつい金色のネックレスや、でっかい金色の腕時計、金色のブレスレット、、、みたいな人、悪趣味だなって同性からは思いますけど、あれ女性から見るとすごい魅力的なんですよね。たぶんジャージもちゃんとした高いやつだと思うとか、あるいは、そういうファッションしている人、六本木の成功者にもいるよ?とか真顔で反応するんですよね、、、って話して

マスターの息子さんが苦笑していて、いるいる、そういう男の人いる、って笑っていて。

あと、この前、私立中学受験の記事見たんですけど。

今の親って、偏差値40でも 50でも、公立じゃなくて私立しか選択肢ないと思ってる親多いみたいですけど

データがどこにも見当たらないんですよね

いや、学校の先生なんていろんな先生がいるでしょうけど、教え方とか方針とか・・・・・・・・・

でもそれが公立だからとか、私立だからとか、その分類で何か優位差を検証したデータなんてどこにもないんですよね

そんなので600万円とかの投資判断なんて自分にはできないですけど、って話

あと今は私立中学受験対策を小学校低学年から塾に缶詰になってやってる人いるけど。

最初から全力で努力することのリスクの話した。

まず、優秀な学校が、子供の能力を引き出してくれるということはなくて、優秀な人が選抜されて集まった学校からは、優秀な大学に行く人がおおい、ということだから。

私立中学受験対策を低学年からやって入ったって、最大限の努力してなんとか上の環境にしがみついても、それ以上の伸びしろが殆どなくなる話・・・まぁ、しがみつくだけで精一杯になることあるって話だよねぇ

例えば、野球選手の王貞治も、素質だけで努力せずプロ野球選手になって、最初、不真面目で全然練習なんかしてなかったんですよね、でも、ある時、そこの環境の中で、努力しようと思って、そこから努力したら、めきめき力をつけてすごい成績を出した、なんてことだったんですけど。

最初から全力で努力してなんとか選手になったような人は、そういうことできませんから・・・・そういうのは監督からみれば、まだ伸びしろがある選手かどうかわかるみたいです、って話して。

あと、最初からめちゃくちゃ頑張った人って、あとは減点されていくだけですが。

最初、不真面目にやってた人は、そこからは加点されていくだけなので、そっちの方が生きやすいという見方もある話とかして。

マスターの息子さんは遺伝子による素質の影響というのをよく理解していた。

合ってないこと無理やりやらせても、伸びないということ。

自分を昔、接客していたキャバ嬢に、不動産会社の社長の娘さんがいたんですけど、悲惨な子供時代過ごしてましたよ・・・・幼稚園から名門私立受験で、いつも父親が後ろで勉強を見張ってるとか・・・・「娘を絶対に幸せにしてみせる!」「外交官にする!」っていうことだったんですけど、私立の中高一貫校時代に、もう頑張り続けられなくなって、グレて悪い人たちと付き合うようになって、一浪して偏差値50の多磨美大行ってた話して。で、普通の一般企業の営業職やった後、病気して会社やめて、キャバ嬢やってた話したんだけど。結局、学業成績なんて遺伝子だから、英才教育なんてまず失敗するんですよね、って話したんだけど。

いや、その家は、父親が一浪して慶応大卒だったから、で、父親は地位財派の人だったから、自分と同等かそれ以上の学歴を娘がつけて、外交官になれば、娘は幸せになるはずだと考えたみたいですけど、その子、めっちゃ大変な子供時代だったようです、って話して。

なんで娘に外交官を指定したのかというと、不動産会社社長って上流社会では、お金があっても、名誉が全然なくて、それでいろいろ対人面で苦しい経験していたようですけど、だから娘には、由緒正しい名誉を手に入れれば幸せになるはずだ・・・・みたいなことで「外交官」が指定されたんだと思います、って話して。

マスターの息子さんは、それ結局、親のコンプレックスで子育てしたケースですね、って言っていて。

コンプレックスで子育てする人、すごく多いみたいで

うちの父親もそうだったけど、父親は中卒だったから、子供は勉強して大学行けってことになってたし。

職場に一名いる〇〇がうらやましかったとか、そんなんで子供の進路を指定していた話。

で、実際になったら、妬まれただけだったとか。

マスターの息子さんは、子ども三男一女を全員東大理Ⅲに入れたとかいう自らの教育論を誇る佐藤ママの話していたけど、俺は、あれは良くないですね、、、って話したんだけど。

まず、子供の進路を親の指導力の功績としているところがよくない話をした。

あんな人もいましたよねぇ、元農水省官僚で、ニートの息子を「世間様にご迷惑おかけする前に」ということで殺した人。

進化心理学や発達心理学、行動遺伝学などを参考にすると、実際は、子供の進路というものは、親の指導力の結果でもなければ、子供の自助努力による自己責任の結果というものでもなく、ほんと、たまたまの運や偶然なんですよね。

そういうところで、家庭内において手柄の奪い合いや責任の擦り付け合いとか、している時点で、ろくなもんじゃないという話・・・・・だから佐藤ママの教育論なんか真に受けちゃいけないですよ、って話して。まぁ、ああいうのって、同じように教育すれば誰にでも結果が得られるといったような、再現性に関して科学的な検証がなされているわけでは全くないので・・・・ってところだよねぇ。

マスターの息子さんの知り合いにも、子ども2人が東大に行った人いたんだけど、その人も同じような感じだった・・・・って言ってた。まず、育児がワンオペだった話から始めて・・・・あぁ、この人、子供が東大行ったの自分の功績にしたいんだな、、、って思ったって言っていて。

ほんと、世の中、そんなんばっかですよ、、、って話して

あと、他人の自慢とかにすぐ反応して影響される人の話とか。

マスターの息子さんは他人が金持ち自慢とか肩書自慢とかしていても全く反応しないみたいだ。

俺も話したけど。お金がふんだんにあれば幸せなはずだと信じている人の多くは「みんなが欲しがるものを手に入れれば自分が幸せになるはずだ。」と信じている人がどうやら多いようですけど

たとえば、いろいろな人の話を聞いていれば

家だけは立派だけど、あとは地味な生活 とか

車だけは立派だけど、あとは地味な生活、とか

ファッションやアクセサリーだけはお金をかける、って人とか

子どもの私立にだけはお金をかける、って人とか

自分の場合は飲み屋にはお金使ってますけど、あとは大学生レベルですよ、って話。

住居も築50年の線路脇の1Kとかですからね。

でも、お金お金っていつもお金に飢えている人は、こういういろんなタイプの消費スタイルの人のうちの派手に使っている部分だけを、ぜんぶ揃えれば自分は幸せになるんじゃないかみたいなことを妄想していて、みんなが欲しがるもの全て揃えたいみたいな妄想なので、そんなのいくらカネ稼いだって足らないに決まってるじゃないですか、って話。

マスターの息子さんは笑ってた

ほんとそういう人は、自分の考えってものがないんですよね、って息子さんも言ってたけど

まぁ、他にもいろいろ話したけど、食事が終わったので帰りました。