価格変動の大きいギャンブル的な仮想通貨ブームの次に出てきたのが・・・・・・・・

いわゆる、ステーブルコインというものらしいけど

その存在を自分が知ったのはつい、昨日のことだ。

価値が安定している仮想通貨みたいな構想のようだけど

まぁ、最近の、国家以外の個人や企業法人が通貨発行する流れっていうのはなんなのかというと

いわゆる通貨発行益(シニョリッジ)というもので、暴利を貪ろうとする人がいる、ということだろうけど

まぁ、例えば1万円紙幣の原材料費と発行コストは確か数十円だったけど

残り9000円以上は、1万円札を1万円札の価値があると人々が信じて使ってくれることで

どこかの誰かに通貨発行益が入っているということである。

で、おもしろいのは、ステーブルコインの4つの種類の違いなんだけれども

基本的には、通貨という共同幻想に安定的な価値を付与したい場合には、

その価値の裏付けを用意して大勢の人々に信用させるという手続きが必要なのだけれども・・・・・・

この4種類のステーブルコインってどんなのがあるかというと

1.法定通貨担保型:法定通貨(ドルやユーロなど)を担保としている

2.仮想通貨担保型:イーサリアムやwstETHなどの仮想通貨によって担保されている

3.無担保型:アルゴリズムによって価値が安定している、担保資産はない

4.コモディティ型:金や銀などと価値が連動して、安定性を利用している

というのがある。

お金の価値とはなんなのか・・・・という根本的なところに対する認識で4種が考案されたのだろうけど

まぁ、詳しくは自分も調べていないけど

1.と、2.に関しては、誰かが法定通貨や仮想通貨といつでもだれでも等価交換できます・・・・と宣言しただけでは、それをみんなが信用しなければ、ただの電気信号に価値を持たせることはできないはずだから、、、、いや、、、、それはどのようにして価値が担保されているのか・・・・・・俺も調べてないからわからない。まぁ、考えられるのは、いつでも一定量のドルと交換できるように、発行した新規通貨の量に応じて発行主体がドルを保蔵しているということだろうか。米ドルの価値は米ドルの信用によって成り立っているけど、まぁ、国家としての信用力とかあるいは米国債の健全性、あるいは、通貨の国際決済通貨としての流動性・・・・最近は軍事力によって無理やり国際決済通貨としての流動性を維持しているところもあるけど。あとは、いろいろな要因を加味した上で、為替取引などの市場参加者の思惑によって通貨の価値がいろいろ変動する。それに価値をペッグさせるためには、それなりの確かな仕組みが整備されていないと、法定通貨や仮想通貨との価値は連動できなくなるので、ここは、ステーブルコインを買う人も、ある意味、注意は必要なはずである。

3.のタイプに関しては、恐らくアルゴリズムによって通貨の需給バランスによって流通量をコントロールすることによって、無担保で価値を保障しようという方式なのかもしれないけど・・・・いわゆるそれが通貨として需給が成り立っているから通貨としての価値があるのだ・・・・・ということで、これをアルゴリズムのみで価値を安定させようというような通貨なのだろう。

4.のコモディティ型というのは、これもいつでもだれでも、求めに応じて、その通貨と引き換えに金や銀の実物を用意しますよ、という確かな信頼がないと、コモディティと通貨の価値をペッグさせることはできないので、この辺はどのようにして価値をステーブルなものにするのか・・・・というのがある。

まぁ・・・・あれだよね、、、、最近は、先進各国はどこも財政赤字が積み重なってきて、いつか法定通貨として用いている貨幣の価値が・・・・・どうなるのかわからない時代になりつつも、個人や企業法人が通貨発行権を持つことも許されてきている世の中だから・・・・・まぁ、法定通貨の信用が落ちたときには、それに代わる何らかの交換手段というような、よりどころは自然にできるのかもしれないけど・・・・国家の財政収支とかに関連しないで価値を安定化させることに成功できるようなステーブルコインみたいなのが、重宝されるときというのは、まぁ、やがて来るのかもしれないけど。

基本的に人間は社会的なイキモノだから、交換経済なしには、ここまで高度に分業化された社会では、誰も自給自足などできないわけで・・・・・うーーーーーーーーーん。