夢見て目が覚めた。
自分が結婚した夢みてた。
結婚した直後に、嫁が結婚の不満を女友達に言って言いて。
「旦那が私のことを幸せにしてくれなかった。」とかって。
だから俺はそれを未然に防止するために、何度もあれほど口酸っぱくして、結婚前から、結婚それ自体によっては人間は幸せにならない。って釘を刺したよね?
ヒトは生化学メカニズム上、決して持続する快感を得られるような存在ではないという真実を重ねて言ってあったはずだよね?
男は女を幸福にすることは、遺伝子の設計上、不可能であるって、事前に重ねて言ってたよね?
それなのに結婚すれば幸せになるはずだと期待した自分に問題があるんじゃないの?って俺が妻に言っていて
親戚のおばさんにも「結婚して人間が持続的に多幸感を得続けることができるなんてありえない妄想・錯覚・幻想ですよね。」
「なのにあの女は結婚すれば自分が幸せにしてもらえると勝手に勘違いしていて、文句言ってくるんですよ。」って言っていて
おばさんが、笑っていて、結婚で幸せになろうなんて、あなたの妻もまだまだ未熟児ね、って言っていて
ありえないことを勝手に妄想して実現しなかったからって、男に不満ぶつけるとかって、なんなんでしょうね、って言っていて。
結婚したのに幸せにならなかったことに関して、あなたどう責任を負い保障してくれるの、みたいに言われた俺は
結婚は幸せの保障手段になど初めからなりえないことは俺は婚前から繰り返し述べていたし、
そこには何の責任も保障問題も発生しないから、って言っていて。
生活についてはそれぞれが自分の責任で自分で稼いで自分の家事をするっていう話はしてたよね?
でも、俺は、万一、あなたが病気して働けなくなったら、俺が責任を負って生活を保障することになるのは、前提として組み込んでたよ?
あなたは働けるという健康な体がありながら、男は女を養うべきとする考え方で、それをしてくれない男は悪い男であると自分が思い込んでるだけの話でしょ?
って言っていて。
そしたら、妻が、あなたはどうなの?自分が病気しないように健康管理にきちんと取り組んでるの?生活習慣を見直したり、とか言っていて。
そもそも病気のリスクを完全に撲滅することなんて不可能だからって俺が言っていて。
食事や運動などの生活習慣の改善に持続的に取り組んでそれを維持し続けて疾病予防効果が出ること自体が、
はじめからとても成功率の低いことであるということ。
じゃぁ、生活がだらしないのはしょうがないってこと?って言われて
そんなことで人を責めるのはナンセンスだということ、って話していて。
医療のデータはもともと、自分たちの仕事によってあたかも大きな効果が得られるかのようにするための、バイアスがある程度かかってるから。
生活習慣の改善指導による疾病の予防効果や、予防医療の早期発見早期治療による寿命延長効果に関しては、まだエビデンスなんか全然ないから・・・って話してた。
要するに、あなた自身が、異常な幻想、欲望、妄想、錯覚に取りつかれていただけの話であって、
現実によってそれが打ち砕かれて、幸せが実現しなかったことを旦那のせいにして呪ってるだけの、
サゲマンにすぎないということをまず自覚するのが、なんでもない平和で平凡な生活への第一歩だ。
自分で稼いで自分で家事をして自分の生活を支えることで、なんでもない、特に快感なわけでもない、苦痛もある、ただの日常生活を当たり前のように過ごす・・・・・・
それが人生であり生活であるということをしっかり認識すること、それが大事だよ、って話していて。
誰かがおんぶにだっこしてくれることによって、しかも絶対に不可能な持続的快感が得られるべきだ、なんてのは明らかな悪い幻想・欲望・妄想・錯覚でしかないから
そういった悪い想念に取りつかれることによって、自ら平和秩序を破壊する策動を行うようになる、なんて俺が言っていた。
それで夢から目がさめた。