「ば」の使い方 | katedeli (カテデリ) 嫁ブログ

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今朝、某コンビニへ行った。

 

結構急いでいた嫁。

 

いるものだけ掴んでレジへ向かった。

 

ほんとに瞬時の差でおじいちゃんの方が早くレジに到着した。

 

レジは2台あるが、時間帯の問題なのか1か所しか開放されていない。

 

なんか嫌な予感がした。

 

おじいちゃんはたぶんあまり急いでないのだろう。

 

しかも常連さんっぽかった。

 

店員さんに「おはよーさーん」

 

っとゆっくり声をかける。

 

店員さんもおじいちゃんに挨拶をする。

 

おじいちゃんは手に何も商品を持っていない。

 

おじいちゃんが店員さんに言う。

 

「123番ば、取ってもらえんぎぃ」

 

嫁にはそう聞こえた。

 

たばこの番号なのだろう。

 

おじいちゃんは煙草を買いに来たのだ。

 

店員さん「120番ば?何個??」

 

っとおじいちゃんに聞き返す。

 

嫁の心の声(ちげーよ。123番だよ。)

 

おじいちゃんが「違うばい。123番ば!」

 

っと言い返す。

 

店員さんが「123番ば、123番ば、、、」っとつぶやきながらたばこケースの目の前に「えーーーっと」っと番号を探している。

 

「123番ばい。123番ば、早よぉしてよぉ」

 

おじいちゃんが笑いながら言う。

 

店員さんが煙草を持ってきた。

 

123番のものかどうかわからないが、持ってきた。

 

おじいちゃんがいう。

 

「違う違う。これば違うと。123番ばって言うとろうもん」

 

嫁のイライラが微妙に発生してきた。

 

二人ともなぜ番号の後ろに「ば」をつけるのか。

 

その「ば」を抜いたら、とてもシンプルな会話になるであろう。

 

店員さんが言う。「これば123番ばい。」

 

おじいちゃん「123番ばそれと違うばってん、123番ばそこにあろうもん」

 

っとおじいちゃんが指さす。

 

いやいや、

 

だから、、。

 

123番の番の「ば」と意味不明な後ろにつく「ば」がめっちゃややこしいねん。

 

店員さんが「これば?これば??」

 

っとおじいちゃんが指さす方向のたばこを順番に見せていく。

 

だからぁ

 

二人とも気づいてくれ。

 

「ば」を会話からはずしてくれ。

 

そして早くしてくれ。

 

猛烈にイライラする嫁。

 

6個目くらい店員さんが指さしたところでにおじいちゃんが

 

「そればい!」

 

おじいちゃんの煙草のある場所は123番の下だった。

 

店員さんが「これば91番たい。この番号ば言わんぎぃわからんさ。」

 

っとおじいちゃんに説明する。

 

とにかくもういいから早くしてくれ。

 

おじいちゃんと店員さんが笑いあう。

 

気づくと嫁の後ろに2人並んでいた。

 

なぜ二人とも気づかないのか。

 

全部ひらがなにすると

 

「ひゃくにじゅうさんばんば、とってもらえんぎぃ」

 

っとなる。

 

確かに「ば」っというひとつのひらがなだが、使い過ぎると呪文のようになる。

 

2秒は早く注文出来るであろう。

 

おじいちゃんはその煙草を5個かった。

 

おじいちゃん、たばこ吸いすぎやで。

 

っと思いながらもとにかく早くしてほしかった。

 

ようやくおじいちゃんのお会計が終わった頃には嫁を含め5人がレジに並んでいた。

 

やっと嫁の番だと思いレジに商品を出した時、

 

裏のバックヤード的なところから3人のスタッフが出てきた。

 

いやいや、そんなおったんかーい!!!

 

もう少し早く出てきてくれたら、

 

「ば」という言葉にこんなに熱くならずにすんだであろう。

 

嫁のレジは1分もかからなかった。

 

外に出るとおじいちゃんが喫煙エリアで美味しそうに煙草を吸っていた。

 

その姿があまりにも幸せそうだったので、

 

結局ま、いっかって気持ちになる

 

O型の嫁でした。