以前にも載せた写真だけど
夏はマメタの散歩コースは木陰が多く眺めのよい、こちらのコースに行くことが多い
ここは、ジョギングロードや公園や芝生もあるので、大人から子供までたくさんの方が利用している
マメタと歩いていると、ベンチに座っていた50代~60代位の外国の男性に声をかけられた
彼は、マメタに向かって「可愛いね」と声をかけていると思ったので、笑顔で通過しようと思ったら、今度は私に向かって話しかけてきた
「犬の名前は?」
「何て言う犬種?」
「何歳?男?女?」
とても簡単な英語だったので、英語で答えた
すると彼は、英語で色々話し始めた
彼はイギリス人で、近くの観光地のホテルで働いているらしい
昔はストリートミュージシャンで、東京や京都にいたことがあったが、英語の先生を頼まれてこの土地にやって来たが、今はもう先生はやっていない
という身の上話
私は笑顔で、相づちを打ちながら、彼の手元に目を落とす
今日はコーラだ
しらふなのか?
そう
彼に遭遇するのは、初めてではない
実は、二度目なのだ
前回はビール
しっかり酔っぱらいだった
そして、同じように絡まれて、同じ身の上話をされている(笑)
その時は、ハローワークは冷たいんだと愚痴をこぼして、電話がうまくとれないんだとお悩み相談をされたのだった
そして、私の名前を尋ねるが、発音が難しいからマギと呼ぶ!と愛称までつけてくれたのだ
しかし、酔っぱらっていた彼はそんなことは覚えていないだろう
今回は、柴犬が小さいのは日本の家が小さいからだ。から始まり、東京のアパートは狭すぎてトイレに座ると足が当たってしまうんだ。
だって、僕の足は長いからね!とご機嫌にお話している
私は、カタコト英語で対応しているだけなのだが、もしかすると、道行く人に声をかけたが振られまくっていて、話を聞いてくれたのが嬉しかったのかも?
そこから、ご機嫌に色んな話が始まる
20年位前に、ワーキングホリデーで海外にいたことがあると言うと
「じゃあ、君は8歳位の時に行ったのかい?」
と、さすがイギリス人😍と言うようなジェントルジョークを織り混ぜてくる
そんなに若く見える?と聞くと
「あぁ!君は若いし、とてもキュートだよ」
と、日本の男どもに何年も言われたことのない台詞を言われて、私もご機嫌だ(笑)
そのうち、名前を尋ねられる
この流れは……あれだ(笑)
名前を教えた後に
あえて、マギと呼んでくれと言ってみた
彼は大変喜んで、マギマギ🎶と連呼していた
まぁ、こんな話をしても、以前に会ったことを思い出すわけでもなく
ご機嫌な彼にそろそろ帰らないと、と伝えると
「僕は、時々ここに散歩に来ているから、また話そう!」
と、熱烈に両手で手を握られ、別れを言う
マメタと少し歩きだすと、背後から
マギー‼️
愛してるよー‼️
マギー‼️
と、熱烈に叫ばれた
とりあえず、手を振って応えて歩きだす
その後、30分程歩いて、マメタと来た道を折り返して戻ると、先程の彼がまだベンチにいた
こちらに気づいた彼が
「可愛いね」
ん?デジャヴ?
「名前は?」
これは………???
彼の手元をチラリと見る
ビールの缶が増えてる
愛してるとまで言ったマギは、この30分で記憶から消し去られたようだ
この、酔っぱらいめっっ