泥棒役者

 

「泥棒役者」という映画を観た。

 

 

主人公が元泥棒。

 

 

子供の頃に両親を亡くし、劣悪な環境で育った為、根は真面目で優しい性格なのに不本意ながら窃盗を行ってしまい、少年院に収容された過去を持つ。

 

 

最終的には優しい恋人とハッピーエンドになるのだけど、とても考えさせられた。

 

 

私は、愛人の子供と言えども、衣食住と教育には一般家庭よりお金をかけてもらっていたし、一応父親としてたまに帰ってきていたし、運動会等のイベントにも参加してくれたし、旅行も一緒に行った。

 

 

でも、もし父親から金銭的援助がなかったり、親から見捨てられたりしたら、きっと私の家庭環境も教育環境ももっとずっと悪くなっていただろう。

 

 

そうしたら今の比較的裕福な友人にも、待遇の良い職業にも就けていなかったはずだ。

 

 

いくら真面目で優しい性格だったとしても、環境の影響でもっとひどい人生を送っていたかもしれない。

 

 

そう考えると、決して私の人生は普通ではないけど、ある意味とても幸運なのではと超絶ポジティブに捉えることもできるな、と思ったのだった。