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大使に任命される!?

世界中が注目する中、
キャロライン•ケネディさんの駐日大使着任の儀式
「信任状捧呈式」が行われました。

華麗な馬車で皇居へと向かうケネディ大使を歓迎しようと

なんと4000人も集まり、人気と期待の高さが伺えました。

それにしても、
東京•丸の内に馬の蹄の音が高らかに響いた時は、
なんとも言えない興奮でした。

馬車で捧呈式へ望むのは、
世界でも数カ国だけという珍しい光景なのだそうです。


そこで、「モーニングバード!」では、

昨年8月に大使就任で捧呈式の経験のある
あの方にお話を聞かせていただきました。

そう、ベナン共和国の特命全権大使ゾマホン・ルフィンさんです!


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バラエティ番組「ここが変だよ日本人」で

外国人タレントとして強烈なキャラクターでおなじみだった方ですが、

ベナン共和国の駐日大使となられたのです。


ゾマホンさんは、元々日本に語学留学し

上智大学大学院卒業という経歴を持ちます。


日本の識字率100パーセントに感動し、

故郷ベナンの文化レベルを上げるためには

まず国民に『読み・書き』を学ばせる必要があると感じ、

ベナンに私費で語学学校を建設しました。

2002年、その功績が認められ、国民栄誉賞を与えられ、

2011年、日本など、アジア11か国の大使を任命されたのだそうです。



さて、ゾマホンさんは昨年8月に捧呈式に臨み、

馬車に乗って皇居へ向かった感動は

人生最高の名誉と今でも目に涙を浮かべて語ってくれました。


捧呈式の日程が決まってから

緊張のあまり数日間眠れなかったというゾマホンさん、

天皇陛下にお会いされた時、

日本語が話せるということで、

陛下のお言葉にも直接自分の言葉で答えられたそうです。


陛下からは「日本食はいかがですか」など優しくお言葉を掛けられ、

「私はすでに20年も日本に住んで、日本が大好きです。

ビートたけしさんのテレビ番組にも出ているのです。」

と答えたそうです。


すると、なんと陛下から

「知っています。

(たけしさんに)ずいぶんお世話になっているようですね」
との思いがけないお言葉を掛けられ、

ほんとうに驚いたというのです。


この捧呈式の感動で、

これまで以上に日本が大好きになって、

日本とベナン共和国の橋渡しに命を懸けようと誓ったそうです。



ゾマホンさんとすっかりお話が盛り上がった私、
ここでなんと信じられない展開が!!


「よし!あなたをベナン共和国の親善大使に任命しましょう」



photo:01



なんと、ワタシ、親善大使になりました。



「えっと、申し訳ないのですが、ベナンのことはよく知らなくて・・・」


「じゃあ、これから勉強してください」


と、バッジとベナン共和国のガイドを授与されました。


半信半疑で秘書の方(日本人)に確認をすると、

驚きながらもこうおっしゃっていました。


「ゾマホン大使は『全権大使』ですから、

その言葉通りに受け取ってください」

親善大使とは、特に何をするというわけではないのですが、

いろいろなところで、ベナンの宣伝をするのが任務のようです。



「モーニングバード!」スタッフルームでは

早くも「大使」と呼ばれております。



photo:03




~ベナン共和国とは~

西アフリカに位置する共和国で、

1960年まではフランス領でした。


「ベナン」とは「平和」という意味。


国土面積は日本の約3分の1。


人口は920万人。


おもな産業は農業で、

綿花やパーム油、シアバターの産地として有名です。


1968年に石油が発掘され、現在は原油が最大の輸出品。


また、2006年からヤイ・ボニ大統領の政策により、

小学校の学費を無料にするなど、

教育に力を入れています。


チタンやクロム、鉄鉱石などの鉱物資源も未開発に近い状況で、

今後の発展が期待されます。