首都圏直下型地震への備え | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

首都圏直下型地震への備え

防災の日に合わせ、
「モーニングバード!」では一週間のシリーズで
防災企画をお届けしました。

私は「高層難民」「家庭で出来る防災」の二つを担当。


中身をご紹介する前に、

下の数字をご覧ください。


首都圏直下型地震が起きたら…、

ライフライン復旧目標


電力________6日

ガス_______55日

上水道_____30日

固定電話____14日


(出典:中央防災会議)


東日本大震災でも、復旧にはやはりこのくらいの日数を要しましたね。


さて、「高層難民」という言葉が最近よく使われるようになりましたが、


東日本大震災でも、

都心の高層ビルやマンションで、

停電やエレベーターの停止によって

建物内に閉じ込められ難民化したという人が続出しました。


外に逃げようとして

非常階段を100メートルも降りたけど、

疲れて上がることが出来なくなってしまった、

という話も聞きました。



そこで、「高層難民」という言葉の名付け親

防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんに

「高層難民にならないための備え」をお聞きしました。


高層マンションに暮らす場合、

人づきあいが少なくプライバシーが守られる気楽さを好む人もいるでしょうが、

非常時に備え、管理組合・自治会など、

ある程度の団結は欠かせません。


1・5階おきに備蓄

・・・健康な人が普通に昇り降りできる範囲。

  体力消耗しないよう、5階おきに備蓄倉庫を!


2.エレベーター内にも備蓄

・・・閉じ込められた時に備え、

  水・食糧・ラジオ・笛などの非常用bOXを!


3.防災マニュアル作成

・・・マンションの構造、連絡先、復旧方法などを認知。



次に、「家庭でできる防災」編家


こちらは、主婦の目線で防災を考える

危機管理アドバイザーの国崎信江さんにお話を伺いました。



家庭での備蓄は、
闇雲に水と乾パンを集めるのはオススメではないそうです。
非常時とは言っても、
『献立』を考えるべきだというのですビックリマーク


1.カロリーが高く、

2.飽きのこない物、

3.普段から食べ慣れている物


を選ぶのがコツだそうです。

例えば…、

野菜ジュースでビタミン、味海苔でミネラルを摂取ナイフとフォーク


photo:03


難しく考える必要はなく、これなら出来そうですよね。



そして、水の備蓄。

大人が1日に必要な飲料水は最低2リットル。


4人家族の1週間分なら56リットルが必要になります。


水道水は3日間ほどしか保存できず、

ペットボトルでは場所もとるため皆さん頭を悩ませていますよね。


そこで、国崎先生が実際使用されているのが、

3年間保存ができるというこちらのポリタンク!!


photo:02

光触媒で自然光に当てると殺菌ができるという優れものなんです。
途中で蓋を開けたり、水を継ぎ足したりしても
1時間ほど自然光に当てれば大丈夫だそうです。

放送直後から大変な反響をいただきました。

この「メデタンク」について、詳しくはコチラへ。



ところで、
これまで国や自治体は「備蓄は3日間」と提唱していましたが、
渡辺実さんも国崎信江さんも、
それでは足りないと言います。

「これは3日経ったら他県から支援が届く想定。
しかし、首都圏では道路が封鎖され孤立状態になります。

また、東日本大震災では
3日経っても品薄が解消されなかった教訓から、
1週間から10日分の備蓄があると
落ち着いた行動ができるでしょう」

明日起きてもおかしくないと言われている首都圏直下型地震に向け、
皆さんにも参考にしていただけたらと思います