私には、何個かオリジナルキャラクターというのが存在しているのですが、
その中でも、群を抜いて活躍してくれているのが
こちらの
チク美ちゃん
です。
チク美ちゃんというのは優秀なやつで、
様々な人にこれまでも仮装し続けてくれていました。
どんな姿になってもチク◯を出し続けてしまう
という、
なかなか言わない方がいいんじゃないかっていう設定の元、
様々な格好をしてくれるチク美ちゃん。
チク美ちゃんの生まれは、およそ16年前。
私は高校の選択の授業で美術を取りました。
受験を控えていたために、美術のお題は、
「何を作ってもいい」
その前年に家庭科の授業で作った絵本に大ハマりしていた私は、
この美術でも絵本を作ることにしました。
で、その絵本のキャラクターとして生まれたのが、
チク美ちゃんです。
絵本のタイトルは、
『お洋服を買いに行こう』
↑なかなか今を表してくれている
鳥肌形ネーミング。
その実物がこちらです。
↓
↓
『お洋服を買いに行こう』
何かしらかを犯してしまっていたがために、
どこかしらかに収監されていたチク美ちゃん。
どうにかこうにか裸一貫で逃げ出して、
お金を何やかんやで手に入れて、
どうにかして世界を周り、
世界各国の洋服を着て周ったのでした。
・・・
そして、この絵本は、内容にも増して異質な、言葉のない絵本。
私はですね、
今もまだその気（け）があるんですが、
言葉が苦手だと思い込んでいるんですよ、、、
おそらく小学校のときに一番仲良かった子が作文の鬼才でして、そこからその思い込みが…
国語の成績で大学も文学部日本文学科に入ったんですけどね、、、
それでもまだ苦手意識がありますよ、、、
なので、家庭科で作った絵本も、こちらの絵本も、言葉がないんですね。
そしてこの絵本を見ると思い出すことがあります。
当時、選択の授業だったため、人もまばらだった美術室。
美術の先生は、この絵本の構成をとても気に入ってくれて、
美術室の
絵具を入れて電源を入れると、スプレー状に絵具が出てくるという
特大マシンをこの絵本のために卸してくれました。
まだ誰も使ったことのないその最新のマシンを
先生と2人でキャッキャ言いながら、絵の具投入。
どう見ても、イラストチックなその絵の
背景を無駄にスプレー状で塗る私と先生。
先生の無邪気な笑顔が見れて、なんだか嬉しい制作の時間。
先生の優しさが嬉しかった。
しかし翌日、
「先生がいるときにやろうね」
と言う先生の言葉を無視して、待てず1人で使用開始。
なかなかマシンが動き出さないため、絵具の量が足りないのかと思い、前日よりも多めの絵の具を入れてみる。
卸してから、2日目にその精密なマシンは動かなくなりました…
先生の、
「大丈夫大丈夫！きっと直るよきっと！」
と言う、優しい笑顔が忘れられません。
この懺悔の思い出が蘇る一作です。
スフィンクスは手塗り
おそらくここが
壊れた境目
そんなチク美ちゃんは16年間、様々な形に変容しつつ、
私の側についてまわってくれる日々。
スマホケースになったり、
トレーナーになったり、
最近は販売開始してから、
届いた人から、持ってたり、着たりして写真を送っていただけるの、
めちゃくちゃ嬉し楽しいです🎁
先日誕生日だった元TOYの跡部にプレゼントしたらとっても似合っておりました。
跡部もトレーナーも可愛い。
彼女は現在名前を「ドラゴン龍」に変え活動中。天才です。
ああ、もっともっと
チク美ちゃんに包まれて生きたい…
そんな自分の願望を叶えましょう…
というわけで、
この度、
こんなカバンを作りました。
17人のチク美ちゃん
手提げ付コットンリュック
形、可愛くないですか！
片手持ちでも！背中に背負っても！
激かわ形のカバンに、シルクスクリーンの白で17人のチク美ちゃんを印刷してもらいました。
厚みは5ozと薄めなため、カバンに入れてエコバッグのようにも持ち歩けます。
色は黒のみで、10枚限定で作りました。
こちら、明日の12時から
こちら
minne RYOKO NAKAMURA japan
販売いたします！
また、先日自分用に作った帽子
のお揃いの黒バージョンも一つ限定で販売しますので、こちらも是非是非お揃いになりましょう！
また、スマホケースや、トレーナーもまだ販売中ですので、
是非、チク美ちゃんの世界へ…
グッズショップ
16年間チク美ちゃんありがとう。
好きなものと一緒にいれる時間は、
心が休まるとき。
私は好きなものを探求していったら、
「自分の作ったものフェチ」
という、なかなか気付きづらい嗜好の持ち主でした。
心がアセアセしたときこそ、
視界の中に好きなものを入れてあげて、深呼吸できるし、していいんだと
たくさんの人と共有できますように。