ごきげんよう花

思考の学校 認定講師
はらしまめぐみですにっこり

さて、突然ですが、小さい時に読んだ物語や観た映画が潜在意識に大きなインパクトを与え、自分の人生のパターンを形成していることがあります。


ある人はシンデレラ、ある人は人魚姫。


私は「幸福な王子」でした。


震撼のざっくりストーリー滝汗バレエ乙女のトキメキ


ある国の王子。

若くして亡くなってしまいます無気力


その後、街の広場には、王子を偲んで金箔や宝石を纏った美しい像が建てられました。


この世の苦しみを知らず亡くなっていった王子。


像は「幸福な王子」と名付けられました。


ある日、「幸福な王子」の像の足元で、群れからはぐれたツバメが休んでいました。


すると、上からポタポタと降ってくる水。


見上げたツバメは、像が涙を流しているのを見て驚きます。


像には王子の魂が宿っていたのです。


「こうして見下ろすと、この街にはたくさんの悲しみが溢れている。


自分は何も知らなかった。


あそこには病気の幼い子がいる。


でも貧しくて薬が買えない…。


ツバメくん、私の剣のルビーを取ってあの子の母親に届けてやってくれないだろうか


ツバメは王子の言う通り、剣についていたルビーを取って届けます。


街には苦しんでいる人達がたくさんいました。


王子はその後もツバメに頼み、自分の像についている宝石を貧しい人々に届けさせました。


宝石はだんだんなくなっていき、最後はサファイアで出来た美しい目が残りました。


「自分の目なんてどうでも良いんだ」



ツバメは躊躇いましたが、ついに王子は両目を無くしてしまいます。


とうとう何も見えなくなってしまった王子。


冬が迫り、本当は早く暖かい国に渡りたいツバメ。


しかし、あともう少しだけ…ツバメは王子の目になることを決意しました。


もう宝石は残っていません。


今度は王子は、自分の体の金箔を剥がして配るようツバメに伝えます。


金箔で光り輝いていた王子の像は、いつの間にかみすぼらしい姿になっていました。


そして、その頃にはツバメは旅立つことが出来なくなっていました。


雪の降り出したある寒い晩、ついにツバメは王子の傍で息絶えます。


広場にはツバメの亡骸とみすぼらしい銅像。


街の人たちはそれらをゴミとして処分してしまいます。


かつて光り輝いていた王子の像のことを皆、覚えてはいませんでした。


一方、その様子を見ていた神様昇天


天使に「この街で一番の宝物を持っておいで」と伝えます。


天使はゴミの山の中から王子の鉛の心臓と、ツバメの亡骸を持って天界へ帰りました天使キラキラ


神様は天使に「正しい選び方をしたね」と満足そうに微笑むのでした昇天


おしまい


凝視凝視凝視


ちょっと待って。笑


主人公が死ぬところからスタートするお話って他の童話にあったでしょうか笑い泣き??


終わりからの始まり。


さぁ巻き返せるかな??


しかーし!死んでからも身を削って頑張り続け、誰からも見向きもされず最後の最後で相棒のツバメも命を落とす。


Wikipediaよりランニング

町の中心部に高く聳え立つ自我を持った王子像が、あちこちを飛び回って様々な話をしてくれるツバメと共に、苦労や悲しみの中にある人々のために博愛の心で自分の持っている宝石や自分の体を覆っている金箔を分け与えていくという自己犠牲の物語。


凝視凝視凝視


「思考が先、現実が後」


私の人生への思い込みと自己犠牲の思考がこの物語と出会わせたと解釈しますが、私の潜在意識には「幸福な王子」のストーリーが刻印され、人生は頑張っても報われないという確固たる信念を育ててきました。


私は王子でもありツバメでもありました。


「幸福な王子」は2回死んだ後、ようやく天使と神様に見つけてもらえるという激ヤバ設定となっており、危なく私も死んでからも簡単には報われない現実を創造するところでした。


そして、時すでに遅し、暖かい国に渡れなかったツバメ…。


私の潜在意識が「何をどうしても絶対幸せになれないぞ真顔!」という強い意志を持っていることが伺えますね。笑


その上「正しい行いは、神様や天使にしかわからない」という、一般ピーポーへの不信と見下しも満載です驚き


潜在意識よ、私これ、望んでいません滝汗



よろしく頼みます泣き笑い


皆様は印象に残っているお話や映画はありますか??


思い出してみて、望んでいないストーリーであれば軌道修正しましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました花


思考の学校 認定講師

はらしまめぐみにっこり


思考の学校はコチラより脳みそ