ダンス練習した後
一年ぶりくらいに会う
お友達と待ち合わせ。
最近ワイドショーを
にぎわせているお二人が
結婚する前に
デートでよく通っていたらしい
苦楽園の音羽寿司
を横切り(笑)
友達のお母さんのお友達が
経営している
バーへ行ってきました。

中に入ると
タイムスリップしたのかと思うくらいに
古き良き日本風の
アンティークな店内。
入って一番に目に映るのは
ピカピカに磨かれた
金色のバー。
手で握るのに
ちょうどいいくらいの
太さのバーが
テーブルと平行して付いている。
これが本当のバースタイルらしく
バーの置いてないバーは
バーとは言わないらしい。
こんな話を
語ってくれちゃうお店なので
もちろん、マナーにも厳しい。
お料理が美味しく見えるための
控えめのオレンジの光は
お酒の味をより一層
味わい深いものにし、
その空間に相応しい自分になりたくて
チョッピリ背伸びしてる
自分に酔って
ついつい饒舌になる。
でも、決して大声を出したり
笑ったりしてはいけない。
紳士は紳士らしく
淑女は淑女らしく
とメニュー書かれた言葉が
そう語る。
携帯電話ももちろん禁止。
テーブルの上に置くのでさえ
ためらってしまう。
こうしてこのお店は
私をシンプルにして
時間を忘れさせてくれる。
今日が何日で今まで何しててとか
そんなの全部真っ白にして
そして、
自分でも見たことのない
私にしてくれる。
この歳になって
まだ背伸びすることもあるんだ
ってことが嬉しかったり。
普段行かないような所に行くと
こんな風に知らない自分に会えたことも嬉しかった。
でも何より嬉しかったのは
私のことを
『ソウルメイト』
と言ってくれる友人と
思う存分、語り合えたこと。
閑静な空間でだからこそ、
無心で素直に語り合えたんだと思う。
また来よう。
次に会う私が
どんな私なのかを期待して。