2年ぶりに来日した米俳優のジョニー・デップさん(46)が9日、東京都内で映画「パブリック・エネミーズ」(マイケル・マン監督)の会見に登場。
「2年は長過ぎる。美しい東京、いつも歓迎してくれてありがとう」と笑顔で話した。
「パブリック・エネミーズ」は、1930年代に実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーの伝記的作品。大恐慌時代のシカゴで、大胆不敵な手口で銀行強盗と脱獄を繰り返すデリンジャー(デップさん)は、不況に苦しむ国民からロックスターのようにもてはやされ、FBIからは「パブリック・エネミー」(社会の敵)ナンバーワンとして指名手配されていた。ある日、デリンジャーは神秘的な美女・ビリー(マリオン・コティヤールさん)に一目ぼれし、ビリーもデリンジャーのいちずで強引な愛に引かれるが、2人はFBIに追いつめられ逃亡が始まる……という物語。
デップさんは、映画で演じるデリンジャーについて「(デリンジャーと)心が通うものがある。生まれたところが近いし、僕も事情が事情ならそういう(犯罪の)道に行ったかもしれない。彼としては搾取する銀行から、自分のものを取り戻そうとした。それは勇気のいること。尊敬すべき部分がある」とコメント。映画の見どころを聞かれ、「実は見ていない。でもとてもいい評判を聞いている」と笑顔を見せ、翻訳家の戸田奈津子さんが「彼はいつも見ないんです」と解説。
その後、デップさんは「デリンジャーが牢獄(ろうごく)のどこを通って脱獄したかなど、すべて記録に残っている。(その通りにして)事件の現場を再現して作っていく経験ができた。
事実通りの演技をすることはめったにない、素晴らしい経験ができた現場でした」と撮影を振り返った。
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20091209mog00m200022000c.html
http://mainichi.jp/enta/geinou/graph/200912/09/4.jpg
ジョニー・デップ、31億円のギャラで「パイレーツ4」への出演同意
http://ameblo.jp/harakiri0524/entry-10390893584.html