新人社会保険労務士の日々雑感
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社会保険労務士になりました

今さらですが・・・。


7月に事務指定講習を終えて、8月に登録に行き、9月1日付で全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録されました。


面倒な言い方ですが、連合会の名簿に登録されて初めて社労士と名乗れるのです。


これは、社労士に限らずすべての士業に共通することです。


勤務登録をしたんですが埼玉県の場合、登録免許税3万、登録手数料3万、入会金4万、会費26250円、政治連盟会費3000円、住民票200円で合計129450円。

これに支部会費を後日払います。


まだ何も仕事してないのに結構払います。




登録すると、研修とか例会とか社労士としての行事があります。


そして、連合会から標章が届き、県会から会員証、バッジなどを受け取ります。


会員証とバッジを見ると社労士になったんだと実感します。



新人社会保険労務士の日々雑感-バッジ

これが欲しくて今まで頑張ったんだと思うと感慨深いものがありますが、付けるのはちょっと抵抗があります。


「自分はこれを付けて歩けるほど社労士として一人前なのか」と考えると付ける場面は限られそうです。



バッジに頼らなくても社労士と胸を張って言える社労士にならなければという思いを強くする今日この頃です。

walk

「walk」は倖田來未がライブの最後に唄う歌のタイトルです。



キワモノの歌手だと思ってた倖田來未を好きになったのがこの曲でした。


歌詞に共感して彼女のファンになりました。


他に「WIND」も歌詞に共感した曲です。


社労士試験に落ちて、自分がこれからどうなっていくのか先が分からなかった時にこれらの曲を聴いて元気づけられました。



何でこんな話を書いているかというと、昨日倖田來未のライブに行って来て、当時の気持を思い出したからです。


去年のライブで「WALK」を聴いていた時は、「諦めかけたことも、先が見えず立ち止まった」の歌詞が胸に響いて目標だけは見失わないようにと考えてました。


前のブログでも書いたけど、1年後の今こうしてこのブログを書いている事は想像できなかった。


けど、自分もこうして夢を実現していけるのかなと今は先が想像できる気がします。



でも、ホントはこれからの方がきっとずっと大変なんです。


試験に合格するのはスタートであって、社労士業界への入場券をもらっただけ。


そこでプレーヤーとして活躍できなければ、先なんてないんです。




倖田來未の「walk」聴いてみてください。


勇気づけられると思いますよ。

社労士事務所への就職活動

試験に合格する前から、合格したら社労士事務所に就職して社労士としての修行をしてから2,3年後に開業しようと考えてました。



で、去年の試験に合格してから就職活動を始めました。


具体的にどんな活動をしたかというと、転職サイトに登録し、職安に行って求職情報を見るということをしました。



はっきり言って、社労士事務所の求職数は多くありません。


けど、無いということもありません。


数少ない求職に多くの人が集まる、狭き門と言えると思います。


職安で聞いた感じだと、募集1、2人(殆どは一人)のところに30人から40人が応募するみたいです。



ネットでの募集も含めて、10数社に書類を送って1社面接してもらえるかどうかという感じでした。


社労士試験に合格すれば、楽な就職活動ができるんじゃないかと考えてた自分の浅はかさを思い知りました。



長期戦を覚悟して、募集や可能性のありそうなところには全て応募しました。



そんな中で、社労士会のHPに求職情報を書き込める掲示板があるのを見て、可能性はないだろうと思いつつ書くだけ書こうと思って、書き込みしました。


書き込んだことすら忘れて、将来的に社労士が出来そうな行政書士事務所に就職を決めて初出勤まであと1週間というところで、社労士会の掲示板を見た今の事務所の所長から連絡がありました。


すぐに面接をして、その場で即決しました。


今でも感じますが、あれは運命だったと思います。


1週間遅かったら、断っていた話ですから。



偶然で済ませるか運命と感じてここで必死になるかは自分次第だと感じてます。


自分を選んでくれた所長に報いるためにも、早く一人前になろうと考えている今日この頃です。



私の就職活動はあまり参考にならないかもしれないですね・・・

嗚呼、勘違い

顧問先からの電話。


「扶養者がなくなったのですが、被扶養者異動届と保険証はどちらに送ればいいですか?」


私「こちらで処理しますので、事務所宛に送ってください。それと、家族埋葬料が支給されますからその申請もしてください」


「家族埋葬料?」


私「ええ。一人につき5万円が支給されます。」


「どうすればいいですか?」


私「申請書に事業主印と申請者印が必要になるので、申請書をFAXしますから押印して送り返してください。」


「わかりました。」



申請書をFAXで送信。



・・・数分後。



再び顧問先からの電話。



「これって誰か死んだ時の書類ですよね?」


私「ええ。出すと埋葬料として5万円もらえます。」


「なくなったというのは、亡くなったのではなく、就職して被扶養者でなくなったんです…」


私「!!!あれ・・・ああ・・・、そうですか・・・」


「この書類は送らなくていいですよね?」


私「・・・ええ。そうですね・・・破棄してください・・・」


こんな簡単な事なのに、得意になって埋葬料などと言った自分が恥ずかしい・・・。

ほんとに勘違いってあるんです。


今回は笑い話で済んだから良かったけど、時と場合によっては激怒されるよなぁと反省。


もっと確認しないといけません。



ちなみに、社保加入者の被扶養者が就職、結婚などで被扶養者から外れる場合は、「健康保険・厚生年金被扶養者(異動)届」、被扶養者が国民年金の3号被保険者の場合は異動届の3枚目の「国民年金3号被保険者資格喪失届」と健康保険証をセットにして協会健保の場合は管轄年金事務所、健保組合の場合は健保組合に提出します。


被扶養者が年金加入者の場合は年金番号を記入するんですが、社労士が作成した書類の場合は年金番号に確認印「確」を押すとほぼノーチェックで書類を受理してもらえます。


これは実務をやって知ったことで、社労士の特権の一つです。

今年の社労士試験

今年の社労士試験の要項を見たら、受験資格が拡大していた。


国家資格のほとんどと高校より上の学校を卒業してれば受験資格があることになっていた。


それならいっそのこと受験資格をなくすか、高卒以上で受験資格って事にすればいいのに。


自分は大学を出てないので、受験資格を取るのに3年かかってしまったけど、今年の受験資格だったらもうちょっと早く取れたかなって気がして複雑。




でも、これでまた今年の試験は競争率が上がって難易度があがるのだろうか。


だとすると受験資格が拡大するのも良し悪しかな。



1年前の今頃は1年後に何をしているか考える余裕はなかったけど、今こうして社労士事務所で働いていて思うのは、辛い思いをしながらでも合格するまでやり遂げてよかったって事。


新しいことを一から覚えるのは楽ではないけど、それ以上にやりがいはあるし、毎日が充実している。


受かる前は試験に受からなきゃ自分の人生が始まらないって思ってたけど、今は3ヶ月後、半年後、1年後、5年後の人生に希望が持てる。


実際にどうなるかなんて分らないけど、少なくとも悲観する材料はないと考えられる。


自分のやってきたことが間違いじゃないと思える。



資格試験というのは1年に1回しかなくて、頑張れば頑張った分ダメだった時のダメージが大きくて、受かりたいと思えば思うほど受からなかった時の切なさは言葉では言い表せない。


けど、受かるためにはそれを抜けなきゃならないって事を知って欲しい。


決して広い道じゃないけど、抜けられない道でもないって事を。



合格してから実務講習を通して多くの合格者と知り合いになった。中には公認会計士の研修中に暇だからって勉強するようなツワモノもいるけど、殆どの人は苦しみながら、孤独に耐えながら受かった人ばっかり。


予備校に通ってもみんな仲間がいなかったらしい。自分もそうだった。


でも、今は仲間と思える関係になった。



社労士を志して試験を受けることは人生を懸ける価値のある事です。


本試験まで残り3か月。


今後の頑張りでどうとでもなる。


経験者は語るです。


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