先日名古屋オーシャンズのリーグ4連覇もってFリーグが閉幕しました。
今年は開幕前からポルトガル代表リカルジーニョの加入が話題となりました。そのリカルジーニョも期待にそぐわない活躍を見せ、年間最優秀選手にも選出されました。



※リカルジーニョ・・・フットサル界のC.ロナウド、メッシと言われ一昨年のヨーロッパ最優秀選手にも選ばれた選手。24歳とキャリアのピーク時に来日。魔術師の異名を持ちそのテクニックはみるもの全てを魅了する。(筆者編)



Fリーグもリカルジーニョ効果で観客数増が期待されていました。そこで、今回はFリーグ2010シーズンの入場者数とリカルジーニョが入場者数に及ぼした影響を分析してみようと思います。



まず、Fリーグ2010シーズンの入場者数を、ホーム&アウェイ、セントラル開催、創入場者数で分けてカウントしてみました。



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ホーム&アウェイ:163,312人(前年比 +2,773人)
セントラル開催 :48,935人 (前年比 -5,853人)
総入場者数   :212,247人(前年比 -3,080人)

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2009シーズンと比較すると、総入場者数は約3,000人減少。セントラル開催にいたっては約6,000人減少していた。しかし、ホーム&アウェイは約2800人増加していた。


次にチーム別入場者数をみてみる。

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    総入場者数 1試合平均入場者数 前年比
北海道:21,367人    1,781人    128.9%
花巻 :12,076人    1,006人    84.9%
浦安 :16,069人    1,339人    102.6%
町田 :12,479人    1,040人    77.7%
府中 :12,950人    1,079人    97.3%
湘南 :13,762人    1,147人    123.0%
名古屋:18,830人    1,569人    98.6%
大阪 :23,518人    1,960人    93.2%
神戸 :17,618人    1,468人    104.9%
大分 :17,618人    1,220人    118.6%

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総入場者数・平均入場数共に大阪が2年連続で最も多かった。また、入場者数が前年比で増加したのは、北海道・浦安・湘南・神戸・大分の5チームであった。



そこで、入場数増減の要因を、名古屋戦・リカルジーニョ出場の有無にフォーカスして分析してみた。



以下の図は各チームの入場者数の年間推移である。赤のラインが引いてあるところが名古屋戦(リカルジーニョ出場)、青のラインが名古屋戦(リカルジーニョ欠場)である。


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多くのチームが名古屋戦(リカルジーニョ出場)における入場者数が年間で1番になっている。(花巻、湘南、大分は除く)


リカルジーニョの出場は集客にかなりの影響を及ぼしているといえるのではないだろうか。ただし、北海道に関しては、リカルジーニョの出場がなかったにも関わらず前年比の伸び率は10クラブ中1位であったことから、リカルジーニョの出場が集客増の最大要因と言い切ることはできない。



さらに、当の名古屋の推移を見てみると、全試合にリカルジーニョが出場しているにも関わらず、安定した入場者数を確保することが出来ていない。年間総入場者数も前年比98.6%と減少しており、名古屋においてリカルジーニョ効果はほとんど見られなかったといえる。



以上のことから、スター選手・リカルジーニョが入場数に影響を及ぼしたのは、アウェイゲームのみであることが明らかになった。リカルジーニョのプレーを年に1回しか見られないと思うと、自然とそのゲームに足を運びたくなるのがフットサル愛好者の心理ではないだろうか。また、リカルジーニョの話題性もあいまって、普段フットサルを見ない人もフットサルを見に行く機会が作られたと考えられる。



理想は、リカルジーニョがきっかけでフットサルを見に行ってリカルジーニョだけでなくフットサルを見るのが好きになる人が増えることだと思う。



ぜひ、皆さんも一度フットサルを観戦してみてはどうでしょうか。ピッチには想像を超える迫力と興奮がありますよ!



ここからは宣伝。

今週末から、サッカーの天皇杯にあたる、PUMA CUP全日本フットサル選手権が開幕します。各地域予選を勝ち抜いたチームとFリーグ所属チームが1年に1度ガチンコで対決するこの大会。フウガ東京は2年前、並み居るFリーグチームを倒し、全国優勝を成し遂げました。今年はその再現をと選手・スタッフ一丸となって戦います。

ぜひ、会場までお越し下さい!

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1次ラウンド@舞洲アリーナ(大阪)※入場無料
第1試合 3/4(金) 13:15 シュライカー大阪(Fリーグ)
第2試合 3/5(土) 13:15 湘南ベルマーレ(Fリーグ)
第3試合 3/6(日) 12:15 ボルク北九州(九州2位)

決勝トーナメント@代々木第一体育館(東京)※有料
準々決勝3/11(金)
準決勝 3/12(土)
決勝 3/13(日)
ガバナンスシリーズ第2弾は、相撲協会の話題についてです。


2月17日、『ガバナンス(組織統治)の整備に関する独立委員会』から日本相撲協会あてに答申が出されました。

 はじめに、「相撲協会は財団法人という名前だが、内容的にはいわば寄り合い所帯の域を脱していない。すべてが曖昧である。不祥事が起きにくい組織に改革必要がある」と奥島孝康座長は述べている。



 公益法人化を目指す、日本相撲協会にとって組織運営の抜本的な改革は必要不可欠であるが、八百長問題等不祥事に関する記述はなかったようです。



 答申内容を抜粋して、ちょこっと考察を付けてみようと思います。



・年寄名跡の譲渡に際して親方の間で行われている金銭の受け渡しを見直す。年寄選任のプロセスを明確化する
 そもそも構成員の地位を取得するために、金銭の受け渡しがあること自体普通の感覚とづれてるかなと。ましてやこれまで公益法人として税制の優遇を受けてきたのであれば、社会に対する公平・公明性を示す必要があるのではと思う。これまで平然と金銭の受け渡しを容認してきた体質はもはや異常。というより構成員が公益法人としての自覚がなかったのかと。少し言い過ぎかもしれないが、構成員の意識を追及してみたくもある。



・50ある相撲部屋を30程度にまで徐々に減らす
 相撲解説者の杉山さんがテレビで「部屋が多すぎるのが一連の不祥事につながっているのは。親方は協会の仕事も忙しく弟子を完璧に管理することはできない。これまでは、その役目を兄弟子などが担ってきたが、力士の数が10人未満の部屋が40%近くあり、教育が行き届いていないのでは」と述べていた。例えば今回の八百長メールにしても、仮に昔からそういった行為が行われていたとしても、それをパブリックになる可能性のある携帯のメールでやりとりするなど普通は考えないと思う。公共性であったり、社会一般的なことを教わっていなければそういったことも平然とやってしまう。中学校を出て、すぐに弟子入りした15,6歳の力士には部屋の中で、そういった教育をきちんと行っていくことができる体制をつくる必要があるのではないかと思う。



・親方が運営する相撲部屋に対して、協会が監督する権限を持つ
これに関しては、今さら?という感が否めない。むしろ今までは部屋ごとに独立していたのかと思うと、一連の騒動も納得がいくかもしれない。



・親方が協会の理事を兼ねることは避ける
 管理する側と管理される側が、同じという矛盾を解決するには必要条件かと。そもそもこれまで上述した監督機能がはたいていなかったのもこの矛盾が原因だと思う。理事会と実行委員会の独立性はガバナンス研究でも多く訴えられており、早急に改善するべきではないだろうか。



・理事10人のうち半数を、法律の専門家・スポーツ経験者など外部の有識者を登用する
これまで、競技者自治(出典:武藤泰明<早稲田大学スポーツ学術院教授>)を貫いてきた相撲協会だが、内部だけの運営には限界が来ており、今後生き残っていく為には外部の風を吹き込む必要がある。これはスポーツ界全体にもいえることではないかと思う。その競技に精通している人が情熱をもって協会を運営することは大事かもしれないが、わからない部分も多々あると思う。適材適所でよりより組織運営に努めることも競技発展を願うものの使命ではないだろうか。




私見も多々含まれますがご了承下さい。
長くなりましたが、これを機に相撲がよりよいものになればと思います。



今、ふと思ったのですが、国技「相撲」とよく言いますが、国技って何?
次回は国技について、調べてみたいと思います。



コメントお待ちしております。
毎日朝晩は寒いですね。


ブログ一発目は本職の研究について。


私、現在早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に所属しています。
専攻は、スポーツマネジメント。
研究室はスポーツ政策研究室。


スポーツマネジメントと一言で言っても、分野は多彩。
マーケティング、ファイナンス、組織論、ファシリティ等ビジネス的な要素が多い分野から、総合型地域スポーツクラブ、アスリート育成等政策的な観点からものなど多岐に渡ります。


そんな中、現在の研究テーマは『スポーツ団体のガバナンス』。



スポーツとガバナンス???



あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、最近その問題が顕在化してきています。


大相撲での一連の不祥事に対する対応が問題視され、組織の改善が行われています。
少し前では、選手派遣について、その基準の不明確さから、日本スポーツ仲裁機構にその判断を委ねるまでに発展しました。


ガバナンスとは何か?
正直まだうまく自分の中で定義しきれていません。
今のところ下記のようなキーワードを出しています。



・団体の組織構成
→権力の集中はないか?組織の意思決定機関は明確か?


・監督機能
→外部からの監査機能はどのように働かせるか?どこまで情報開示を行うか?


・紛争、トラブル、不祥事対応
→紛争解決手段・機関は存在するか?それを利用することは可能か?



そもそも、なぜガバナンスが必要なのか。


営利会社などでも、最近ではガバナンスの重要性が訴えられています。
ガバナンスはに関わる全ての人、ステークホルダー(利害関係者)を守り、さらに社会的責任を果たすためににあると言われています。
つまり、ステークホルダーが、あらゆるリスクから不利益を被らないようにするために存在し、公正・公明な企業活動を行うことはCSRの大前提であると言えます。


スポーツの大きな特徴として、ステークホルダーの多様性、公共性の高さがあげられます。
これまでのスポーツは、ボランティア等実利が発生しないところで成り立ってきた部分が大きく、実利が発生しない部分も多く、それ故にガバナンスが適用されないことも多くありました。しかし、公共性という観点から見ると、スポーツの持つ影響は大きくたとえボランティア等実利がなくても、スポーツはガバナンスを発揮しなければならないと考えています。


さらに最近では、スポーツもビジネス的な側面が大きくなってきており、なお一層ガバナンスが求められてくるのではないかと考えています。


このように、ガバナンスは概念的なところが大きくなかなか伝わりづらい側面があります。しかし、文部科学省が発行しているスポーツ立国戦略の中でも公正・公明な団体の運営が明記されており、スポーツ政策の中でもその重要性が問われてくると思っています。


まだまだ、勉強不足は否めないので、もっともっと勉強してガバナンスを色々なところに伝えていきたいと思います。


かなりマニアックな内容ですが、ぜひコメント下さい!


以上です。