小百合と真奈美は、すぐに女将の部屋に行った。
女将の信江は、パソコンで仕事をしていたが、小百合と真奈美が、来ると、仕事をやめて、ソファに座らせた。
「二人揃って、どうしたの?」
「実は、私たちの切腹する日取りの相談なんです。もう耐えられなくて」
と小百合。
「スミレ会の復活は、どうするの?」
と信江。
「もう、無理なんです。お腹が、熱く燃えて、本当は、お仕事も手につかなくて、早くしたいんです」と真奈美。
「2人とも、少しお休みが必要ね。
どうかしら、しばらく里見のことは、忘れて、私の知り合いの神社で、巫女の踊りでも、楽しんでいらっしゃいよ」