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TAKE ME HIGHER

ようこそお越し下さいました。原田明希子がお届けします。

日曜日の朝、ちょっと早起きをしまして、ハーレムまで足を伸ばしてみました。
日曜礼拝にお邪魔するためです。
最寄り駅の改札を出ると人が少なく、そこは普通の住宅街。
ずっと観光客の多いところばかりだったのでとても新鮮でした。



そのただの住宅街に大小様々な教会があります。
目的の教会に入ると始まっていましたが、
私と同じように遅刻してしまった人も多く、その人たちと並んで座りました。
右隣りは観光客、西洋人とおぼしき若い背の高い女性。
左隣りは通ってる方で小綺麗な格好をしたふくよかな黒人女性。
間に挟まれちまっと私。
たまたまなんでしょうけど、教会の中でアジア系は私だけでした。

聴きたかったゴスペル。
知らない曲だし、英語もわからない。
それなのに、手を叩きながら、同じメロディー、同じ歌詞が何度も何度も繰り返されていくと、
自然と口ずさんでいました。
言葉ってこうやって覚えていくんだなと身をもって理解。
歌が終わって牧師の説教がはじまります。
皆さん聖書の文字を追いながら、天井を仰ぎ見ながら各々耳を傾けていました。
だんだんと牧師が熱く語りかけます。
どうやらみんなウェルカムなんだよと言っているようで、突如はじまる握手&ハグ。
遠くの席でも体をぐっと乗り出して大きな手がのびてきます。
あたたかかったです。
観光客向けの仕様になってるとこを感じる瞬間もありましたが、
聴かせていただきありがとうございました、お邪魔しましたの気分で笑顔で教会を出られました。



この辺りは賑わっていました。
ハーレムにあるアポロシアター。


ニューヨーク滞在数日たって、
街を歩いてる自分がガラスにうつると、その顔の薄さに驚くことしばしば。
濃ゆい顔に見慣れ過ぎました。
在住のアジア系はがっつりメイクをしていた印象がありまして、
濃い醤油顔と言われた私でも太刀打ちできませんでした。(勝負じゃない。)
客引きに声をかけられなかったり、観光客に道を訊かれたりしましたが、
ニューヨーカーにはなりきれませんでしたヨ。
もうすぐトニー賞の発表ですね。
ニューヨークに来てブロードウェイを観ないなんてありえない!
時間と懐と相談した結果、数多ある舞台の中から、ジャージーボーイズとストンプを選びました。



チケットを取る方法はいくつかあります。
私はToday Tixを使いました。
簡単すぎてチケットを手にするまでかなりドキドキしちゃいましたが便利です。
30%オフくらいのお値段で観られました。
どちらも二階一番後ろの席。
それでも観やすかったです。
舞台の幅はそんなにないけど、奥行きと高さがあるので窮屈な印象はまったくない。
(演劇人にわかりやすく言うと、芸劇小ホールやモリエールに二階席があるとご想像ください。)

ジャージーボーイズはフォーシーズンズの結成からを彼らの曲と共に描いた作品です。
クリント・イーストウッドが監督して映画にもなってます。映画もオススメ。
ストーリーは映画で知っていたので、英語がわからなくても何とかなります。
(何とかなりそうな作品を選んだわけですが。)
かるーくなんでもない風に、べらぼうに上手い歌が役者の口から流れてくる。
会話の延長線上に歌があるというか、台詞と歌の声を響かせているところが同じというか。
いいなぁ・・・。
芝居はもう少し余韻がある方が好きですが、有無を言わせぬエネルギーで駆け抜けるのもミュージカルの醍醐味かもなとも思います。
「Can't take my eyes off you」をはじめ大好きな歌が聴けて大満足。

ストンプはあのゴミ箱叩いたりしてリズムを刻むあれです。
1時間45分、誰かしらが手を叩くなり足を鳴らすなり何かを叩いています。
圧倒的なリズム感とスピード。
一演目毎に拍手喝采。
台詞なしの舞台なので、英語がわからん私でもきっと大丈夫と思って選びました。
大丈夫でした!そして、もんのすごく楽しかったです!
観客との手拍子によるコールアンドレスポンスはむちゃくちゃ高度。
初見でこれやらすー!?
客席は、いや私はもう必死の形相。


まだまだまだまだ観たりない!


ブロードウェイにあるタイムズスクエア。
小雨振る中ちょっと遅くに行きましたが、観光客だらけ。



舞台の看板や広告等々、派手な街並に負けないようにと、
交番も電飾で対抗です。
私的メインイベント、ニューヨークで着物。

まずは持ち物から。
小紋の単衣、二部式の襦袢、半幅帯、帯締め、伊達締め2本、紐2本。
これらをあずま袋に入れて、スーツケースへ。当日はそれをカバン代わりに使いました。
私には小さい着物なので、丈を短めにして旅行中履いていたブーツと合わせ、
斜めがけの小さなカバンに入れた貴重品は肌身離さず。
帯は貝の口にして帯締め。
電車の中で話しかけてきたおばさまはどうやら帯締めをtieと言っていたらしい(友人談)。


片っぽ帯締め落ちちゃってるよ(涙)

荷物は極力少なくしたかったので、
和装下着なんかは持っていかず(普段もそんなに使わない・・・)、飛行機の時に楽なようにとはじめから荷物にカウントしていたスポブラと、キャミソール。
襦袢を紐でしめた上から伊達締めをしてその紐ははずし、長着に使いました。
伊達締め1本と帯締めはなくてもいいかなーとも思ったのですが、
不慣れなとこにいくわけだしとの保険です。
衿芯は紙でいけると読んだことがあったのでやってみました。(七緒だったかな。)
いけます。
ただ半衿の生地はあまり柔らすぎないものをお勧めします。
襦袢に三河芯付けときゃよかったよ。ちょっとくたっとしてしまいました。

宿の部屋の壁には小さな鏡のみ。
衿合わせだけちょっと確認してちゃちゃっと着ます。
ドキドキしながら「っしゃ、行くぜ!」と二人で気合いを入れてメトロポリタン美術館へ向かいました。
海外で着物の提案に快く乗ってくれた友人に感謝です。
一人じゃびびってやれなかったよ。


友人のお知り合いの方たち(日本人)とこの晩、カレーを食べにいきました。
店の中に入ってしまうともうニューヨーク感ゼロ(笑)


そのお知り合いの方が教えてくれた着物の展示会に次の日一人で行ってみました。
この日はラフな洋服で訪れた会場、日本クラブ。
あとから調べたら会員制の社交クラブとのこと。
やべぇ、着るもの間違えたかと、
入り口から見える受付に座ってる大柄な黒人男性を見て、ちょっと尻込みしましたが、
えいやと入ると声もかけられず・・・。
誰でも入れる展示会なんだから、そりゃそうよね。
五節句をテーマにした反物の展示販売です。
反物の作家さんがいらしていたので、ちょっとお話を聞かせていただきました。
日本でも同じですが、展示してある反物では足りない体型の方が購入されると、反物を一から作り直し。訪問着だとさらに柄合わせのデザインも考え直し。枝を延ばしたり、モチーフを足したり。
色々興味深いお話でした。
現地の日本人ではない人たちが購入することも多いそうで、嬉しいことです。


まさかニューヨークでこんなに着物と触れることになろうとは・・・!