”それ”が起こったのは今日のお昼過ぎだった。
この月下美人の写真をA4版でプリントしたものを額に入れ部屋にかけて(そんなことをしたのはこれが初めて)眺めたとき。
胸の奥から熱いものがこみ上げてきた。
『えっ?何これ?自分が撮った写真じゃないか、なに感じてるの?』
そう考える”思考”をよそに、勝手にものすごいエネルギーが駆けめぐる・・・
胸は高鳴り、口からは嗚咽が漏れ、しばらく号泣となった。
「写真は対象物が写っているのではなく、対象を見ている自分の内側が現れている」
と日ごろから私は人に言ってきた。
そのことも思考で理解しているだけだった。
今日私は初めて”それ”を見た。
あまりにも完璧な・・・
あまりにも美しい・・・
”それ”は自分の姿だった。
あまりの美しさに圧倒された。
文字にも言葉にもできないほどに完璧で美しいものが自分自身だった。
ありがとうございます。
自分のことは終わった。



















