追悼「つげ義春」
漫画家つげ義春が亡くなったという。
88歳
今はもう知る人も少ないのだろうか
昨年のキネマ旬報の日本映画ベストワンが「旅と日々」
これの原作がつげ義春作品
「ねじ式」を初めて読んだときは衝撃だったな
フランスでは
MANGA(漫画)が大ブームで
文芸書の売行きを上回るらしいが
まだつげの「ねじ式」のような
前衛的な作品があることは知られていないらしい。
前衛って
言うのは簡単だが
本当に前衛的な作品というのは簡単に描けるものじゃない。
奇をてらうだけでは前衛にはならない。
その点、ねじ式は本物だった。
つげの奇想が前衛となっていた。
こんな漫画が存在することを知ったら
フランス人もさぞかし驚くことだろう。
よく知られているが
つげ義春は水木プロのアシスタント
同時期に池上遼一もアシスタントだったというのがすごい。
つげ作品には、水木先生の作風の影響が感じ取れるが
池上の絵にはまったくそれがない。
個人的には
「無能の人」の「鳥師」の話が好きだった。
水門から飛び去って行く鳥師
主人公が「俺も連れて行ってくれぇ」と叫ぶのが
妙に心に残っている。
NHKで
追悼で佐々木昭一郎の「紅い花」とか放映してくれないかな
寡作の割に映像化が多いのは
それだけクリエイターにファンが多かったということだろう。
PS
毎年、フランスで開催のアングレーム国際漫画祭で
特別栄誉賞を受賞しているので(2020年)
フランスで無名ということはない模様
知ったかのことを書いて失礼しました。
