Green zone
今週は映画Weekだ。
2本立てで観た。『グリーンゾーン』と『プリンスオブペルシャ』だ。
まずは『グリーンゾーン』から評価を。。
「グリーン・ゾーン」とは、かつて連合国暫定当局があったバグダード市内10km²にわたる安全地帯のことである。イラク暫定政権下の正式名称は「インターナショナル・ゾーン」ではあるものの、「グリーン・ゾーン」の呼び名が一般的である。物語はアメリカ占領下のグリーン・ゾーンで起こるスリラーである。
イラク戦争でアメリカが手にしたものは何か?
『イラクは大量破壊兵器の保有を過去公言し、かつ現在もその保有の可能性が世界の安保環境を脅かしている』(他にもフセインとアルカーイダが協力関係にある可能性も示唆されていたが)
と大義名分を掲げ、イラクを紛争地帯へと押し下げた戦争の主犯はアメリカである。
イラクに大量破壊兵器は存在しない戦争の大義名分を揺るがすその事実を隠蔽する為にとある陰謀が進行していたというストーリーは、監督の手腕によって実にサスペンスフルに作られてはいるものの、やはり“何を今更”感が漂っているように思えてならない。
あと2、3年早く例えばブッシュ前大統領がイラク人記者から靴をブン投げられた頃にでも公開されていれば良かったかもしれない。
だが逆に言えば、戦争参加国の人々の「あの戦争を支持してしまった」という後悔の念が今でも深いのだとも言えるだろう。
偽情報を鵜呑みにしていたと知った記者の苦渋の表情や、協力者として登場するイラク人の最後の台詞『自分たちの国家の行く末は自国民が決める。』に、作り手の贖罪の念が込められているように思える。
弾にあたる心配のない机上で駒を動かす上層部に対し、与えられた情報に命を懸ける前線の兵士では利害関係は一致しない。
懸けるべき命は、国のためであり、家族・友人のためである。決して一部の人間の私利私欲のためではない。
アメリカという国は怖い面もあるが、このように闇を暴き訴える力も持っている。映画が持つ力を知っている。アメリカを非難するのは簡単だが、日本は国益を護ることもロクにできていない。
2本立てで観た。『グリーンゾーン』と『プリンスオブペルシャ』だ。
まずは『グリーンゾーン』から評価を。。
「グリーン・ゾーン」とは、かつて連合国暫定当局があったバグダード市内10km²にわたる安全地帯のことである。イラク暫定政権下の正式名称は「インターナショナル・ゾーン」ではあるものの、「グリーン・ゾーン」の呼び名が一般的である。物語はアメリカ占領下のグリーン・ゾーンで起こるスリラーである。
イラク戦争でアメリカが手にしたものは何か?
『イラクは大量破壊兵器の保有を過去公言し、かつ現在もその保有の可能性が世界の安保環境を脅かしている』(他にもフセインとアルカーイダが協力関係にある可能性も示唆されていたが)
と大義名分を掲げ、イラクを紛争地帯へと押し下げた戦争の主犯はアメリカである。
イラクに大量破壊兵器は存在しない戦争の大義名分を揺るがすその事実を隠蔽する為にとある陰謀が進行していたというストーリーは、監督の手腕によって実にサスペンスフルに作られてはいるものの、やはり“何を今更”感が漂っているように思えてならない。
あと2、3年早く例えばブッシュ前大統領がイラク人記者から靴をブン投げられた頃にでも公開されていれば良かったかもしれない。
だが逆に言えば、戦争参加国の人々の「あの戦争を支持してしまった」という後悔の念が今でも深いのだとも言えるだろう。
偽情報を鵜呑みにしていたと知った記者の苦渋の表情や、協力者として登場するイラク人の最後の台詞『自分たちの国家の行く末は自国民が決める。』に、作り手の贖罪の念が込められているように思える。
弾にあたる心配のない机上で駒を動かす上層部に対し、与えられた情報に命を懸ける前線の兵士では利害関係は一致しない。
懸けるべき命は、国のためであり、家族・友人のためである。決して一部の人間の私利私欲のためではない。
アメリカという国は怖い面もあるが、このように闇を暴き訴える力も持っている。映画が持つ力を知っている。アメリカを非難するのは簡単だが、日本は国益を護ることもロクにできていない。

