長崎に行ってきました その2 | はらちゃんの世迷言

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~50代のつぶやき~

 電車で平和記念公園前駅に到着し、1人平和学習を始めました。

 電車を降りてすぐの爆心地公園から。花や水がお供えしてありました。この塔の500m上空で爆弾が炸裂し、甚大な被害が出ました。この横に原爆による地層ができていて、見学することができます。




 この公園から、原爆資料館までの通路にたくさんの慰霊碑があります。



原爆資料館に到着しました。来るたびに、資料の展示が変わっています。

人吉出身の深水経孝さんが、作成された「原爆絵巻 崎陽のあらし」もともと美術教師の深水さんが従軍されて、長崎に赴任されていた時に被爆、長崎市内での救助活動の様子を絵と文章で綴られたものです。私の知り合いの英語の先生からその絵巻の存在を教えてもらいました。その先生は、英語サークルで英語訳にもとりくまれていました。
 以前は、ただ、展示してあるだけでしたが、データ化し、読めるようになっていました。
 現実を目の当たりにした人しか描くことのできない状況、祈りながら亡くなっている人、平たくなった電車、11日まで燃え続けた稲佐山…。火にまかれそうになって飛び込んだ溝の中の水は熱かったことなど。未曽有の現実を何とかして書きとめなければ…という気持ちがひしひしと伝わってきます。深水さんは「自分が目にしたことの100分の1も伝えていない」と書いていました。体験した人たちが目にしたものは、どれほどのものだったのか…。二度と人類の頭上に炸裂させてはいけないと痛感します。
深水さんは、被爆の後遺症に悩まされ、自死されています。何ともいえない気持ちになります。





 そんな気持ちのまま、次の国立追悼平和祈念館へ。それからしばらく歩いて、平和公園、平和祈念像へ。




実は暑い中を歩き続けてきたので、ちょっと身体が「やばい💦」と感じ始めていました。
 そんな私を救ってくれたのが、祈念像の横で販売されていたチリンチリンアイスでした。冷たくてほどよく甘くて、生き返りました。笑顔がすてきな方でした。掲載許可はいたたいています。



近くでむしゃぶりついていた私を見たのか、結構な方々が購入されていました。
 タクシーで帰ろうかと思っていましたが、再び電車で長崎駅まで行き、長崎定食を食べた後、会議にきちんと出席できました。
会議前なのでアルコールは控えました(笑)お魚がめちゃくちゃ美味しかったです。



 地元の長崎の人に平和学習の話をしたら、午前中のこの暑さの中で、それだけまわったのは、信じられないと言われました。意外と体力があるのかな?
 翌日の12時までは会議に真面目に参加しました。(つづく)