私は お花が大好きです
お庭はもちろん,お部屋の中にもお花を欠かすことは殆どありません。
そして小学校で働いていたときも教室に
お花を切らすことはありませんでした
と,言うのも,クラスの子ども達が(お母さん達が)
私が お花好き なのをよ~~くわかっているので
花瓶が足りないくらい お花を頂くのです
朝,教室の窓から外を見ていると ランドセルよりも大きな
花束を抱えてウチのクラスの子どもが走っている・・・
他のクラスの先生に 「走るなぁーー」
と,叱られても構わず走る(笑)。
昇降口に行って子ども達を待っていると
息を切らして女の子が言う。
「あろま先生にね,一分でも早く きれいなお花見せたかったの」
そして ある男の子は 花束を抱えて 朝,私が出勤するのを
職員の駐車場で待っていた。
寒い日だったのに 息を白くさせて手をこすりながら 待っていてくれた。
彼は クラスで一番問題を抱えていた子だったのに・・・。
あんなに凶暴だった子だって 本当はこんなに温かく優しい心の持ち主なのだ。
それを引き出すのは周りなのに。
欠点ばかりをついて 余計ダメにしてしまうのか
よさを認め伸ばし,長所を引き出すか・・・。
彼から色んなことを学んだ。
ありがとう。
私は学級通信の裏面に 花の図鑑をコピーし花の名前や解説を書いていた。
これ,意外と楽しみにしてくださっていたママさんもいて。
そして「朝の会」では いつも子ども達に花の紹介をしていた。
子ども達が持ってきてくれた お花の名前や花言葉,そんなことを
お話すると 子ども達はお花にとても興味を持つ。
そしてなによりクラス全員でお花を見つめ
一日の始まりが とても和やかになるのだ
そうすると 子ども達,誰がと言うこともなく
花瓶の花や鉢植えにお水をあげて話しかけたりするんです
植物や動物を大切にするようになると もちろん
自分や他の人にも親切にすることができる。
この時の学校の教頭が 印象深いことを言いました。
「あろまさん,
花のあるところに 非行は起きないんだよ。
いつでも 花を・・・。」
この学校で 何より嬉しかったのは
職員室の職員の机にそれぞれいくつも
花瓶に飾られたお花が 置かれていたことでした。
綺麗な香りや色,形で 私たちを癒してくれるお花。
百合や薔薇のように艶やかなお花も
名前も知らない小さく道ばたに咲くお花も
それぞれみんな愛おしい・・・・。
子ども達も同じ。
どんな子だって
みんなみんな愛おしい。
ホントにホントにかわいい。