コロナウイルス蔓延による外出自粛やリモートワークと定年退職が重なって、我が家の旦那ハーンは在宅時間がとっても増えました。
いまでも現場に出るような仕事もしていて、毎日家にいるという訳ではありませんが、現役時代と違いとにかく在宅時間が不規則です。
大体夕方からは居ますが、出発時間や仕事先と昼食や夕食の要不要、おおよその帰宅時間を全く言わないで出かけてしまうので、こちらは家事がやりにくくてしょうがない。
時間を見計らって家事をする事がとにかくできない。
帰宅したらしたで、掃除を済ませて私がやっと座ろうと綺麗に整えたソファに先にどっかと腰を下し、テレビも居間も独占します。
いやその場所、私が座って洗濯物畳むために片付けたところだよ?
それではと、また別の日に寝室を整えてゆっくり本でも読みましょうかと支度をすれば、入浴を済ませて鼻歌まじりにどかどかとやってきてうるさいお笑い番組を見ながら高鼾。
暑かろうとエアコンつければ、冷えたと言う。
そんなふうに、居心地良く場所を整えてさあ!という段になって毎回旦那ハーンにその場所を乗っ取られるという事が、もうずっと続いております。
ストレスてんこ盛りです。
もちろんこんなに暑い中、頑張って仕事してくる人を労わりたい気持ちがないわけではありません。
しかし、どうしてこうも人が寛ごうと整えた場所をジャイアンよろしくぶんどってなんとも思わないのか。
挙げ句の果てに、私が最近始めた着付けの着物はいつまで着るのか、終活を考えて数を減らせよと来たもんだ。
運転中でなかったら、張り倒すところでしたよ。
悪いが私の着物は全てタンスや収納に仕舞われており、旦那ハーンの仕事部屋のような、オヤツと書類と作業着と道具とキャンプ用品が雪崩を起こしている汚部屋とは違うのだがその違いも見えていないようだ。どの口が言う。
これもストレス。
片付け哲学で有名な先生が、夫婦間での片付けの問題は陣取り合戦がおきるからだみたいな事を言っていましたが正にその通りです。
徒労とはこの事か。
片付けてもまた散らかして、散らかしている自覚もないから片付けない。イライラした私が片付けるから、それでいいと思っている。
腹正しいことこの上ないですよ。
亡くなったお姑さんは、後半は認知症もあったことも原因ではありましたが、とにかく片付けできない上に買いだめして捨てない人でした。
それで同居していた私は大苦労したので、自分が還暦を迎えた今、片付けがさして上手くないわたしでも、物が整理されていない中で暮らすのはまっぴらごめんなんです。
自分以外の人の後始末もお片付けもやりたくありません。
その時間は残りの自分の時間として使いたい。
なんとかこのストレスを減らす方法はないものかと、日夜悩んでおります。