幼いあなたへ | haptics

幼いあなたへ

数日前に書き込んだ、幼いあの子からメールが届きました。
『自分には、今頑張っている部活が全て。勉強は大切。やりたくないわけではないけれど、今はそれどころではない。宿題も出来ない。優先したい大会がある。
次の授業までに、勉強は出来ない。大会が過ぎれば、頑張る。だから許してほしい。』

そんな内容でした。
大会も部活も捨てて、勉強しろとは思いません。
しかし、何かにつけてそのことを口走る生徒に、つい厳しい口調で、
「受験生なら夏は勉強が第一!」
と言ったのは事実。そのこと自体に後悔はありませんが、おそらくはその言葉に不安を覚え、メールしてきたのでしょう。
宿題をしないから、受験に受からないわけではないと思います。
宿題をしようとしなかろうと、受験に対する覚悟が決まっているならば、その日の宿題など、ほんの些細な、小さな事柄として認識するでしょう。
やらなければならないことは、もっと多く、次から次へと出てくる。
氷山の一角に、とらわれない。それが出来るか出来ないか、も、勝敗を分ける大きな要因だと思います。

メールが来てから、数日間は返信する気になれませんでした。
正直、怒りもあったと思います。
呆れもありました。
同い年の子供達と比べ、酷く幼い印象が拭えませんでした。
丁寧に向き合い、何かを語る危険性も感じていました。
厳しいことを言うと、泣いてしまうのではないか。
考えすぎてしまうのではないか。
向き合うことをせず、曖昧な言葉と笑顔で誤魔化すことも出来ます。
それでも良いのでしょう。
それが必要な時もあります。

けれど、危険性を感じながらも、真正面から受け止めました。
決して厳しいことは言わずにおきましたが、あの子の道に、「地図を求めず歩いて」と言ったような形になりました。
優しいだけの言葉にはなりませんでした。
それをどう受け止めるだろう。
受け止められるかどうか。

信じたい。