デビュー55周年マイトガイ、小林 旭である!『日活』が産んだ最後の生き残り現役大スター!若い時の男前さは日活一番だろう。昨晩の旭川公演をキムチキャッツのベーシスト藤くんと一緒に観に行った。(藤くんも名前が彰アキラね)旭川市民文化会館大ホールを埋め尽くす客席には50~70代と思しきリアルタイムな年齢層の人達が殆ど。¥2000の優待券21列目で観たが凄く感動した!ステージには昭和30年代の映画フィルムがスクリーンに写し出され「ギターを持った渡り鳥」のイントロで革ジャン姿の旭が登場すると今まで映画やTVでしか観た事の無い本人が唄い出し、本物のスターのオーラに会場が包まれ引き込まれてしまった。トークも饒舌で美空ひばり、石原祐次郎と云った名も頻繁に出て来て当時のエピソードや裏話もユーモラスに語り客席を沸せ、バックバンド「スカイライナーズ」はタキシード姿の14人+指揮者のオーケストラ編成で迫力の演奏は一流ミュージシャン揃いと云った感じである。衣裳は革ジャン、コート、スーツ、タキシードなど計6.7回着替え観客の目も楽しませるエンターティメントを感じた。映画スターでありながらヒット曲が多く、知ってる唄も結構有った。「アキラのズンドコ節」「ダイナマイトが百五十屯」「昔の名前で出ています」「自動車ショー歌」ではスクリーンに次々と歌詞に出て来る車が写し出され演出も凝っていた。驚いたのは昼と夜2回公演の前日が札幌で二日目の旭川最終ステージでもスタミナ充分、声も枯れず声量も有り、約2時間のスーテージをこなすとても71歳とは思えぬ体力と気力、そして歌詞ひとつ間違わず唄う素晴らしい記憶力だ。作曲家の遠藤実、作詞家の阿久悠などとの友情や思い出を語った時は会場もしんみりとなり、大スターであっても普通の人間の顔を覗かせた。公演タイトルでもある-LAST DREAM-旭川で小林 旭のコンサートを観れるのはホントにこれが最初で最後かもしれない貴重な体験をしたと思う。コンサートの後は藤くんと「ぎんねこ」で焼き鳥とビールで乾杯し語り合った。今月30(土)はいつもの「Vir」にてキムチキャッツショー、新曲レパートリーには男のロマン溢れ哀愁漂う小林 旭の名曲「ギターを持った渡り鳥」を初披露の予定です。どうぞご期待下さ~い!



