マッカーサー元帥が昭和天皇に面談するとき、恐らく命乞いをするだろうと予想していた。しかし、昭和天皇はマッカーサー元帥に対して敗戦の責任を負うから、日本国民の生活を援助するよう要請されたそうだ。マッカーサー元帥からすれば”まさか”だっただろう。戦争犯罪人として訴追されかねない状況の昭和天皇の国民を思う気持ちに敬服し、当時のアメリカの世論に反して、”まさか”の天皇存続をGHQが決定した。
数々の御前会議の資料が世に著わされているが、大日本帝国の君主であるにも関わらず、軍部の決定をほとんど覆されていない。大日本帝国憲法による法治国家であるにも関わらず、不文律の慣行によって、昭和天皇の御意向が踏みにじられていた様子は私にとって”まさか”であった。昭和天皇に対する戦争責任追及が巷でくすぶる世論に浸かっていたからである。
明治維新で王政復古しても、天皇は”君臨すれども統治せず”という原理に基づいていたとは、あまり認識していなかった日本の”まさか”である。
と、某新聞社のテーマ投稿に応募してボツだったので、アップした。”
是々非々