隣のクラスの先生の心に響いた一言! | YUKAのおもちゃ箱

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ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
知育に役立つ手作りおもちゃ、言葉や数を理解するためのオリジナル教材の作り方、成長記録などをご紹介しています。

≪平成19年6月27日≫
有香の担任の先生はとても若くていつも一生懸命。熱意のある先生です。
隣のクラスのN先生は、ベテランの男性教師。有香に出会うと必ずしゃがんで話しかけて下さいます。話の内容から優しいお人柄がよく分かります。担任ではない先生までもが気にかけて、優しく接してくださることに、本当に感謝しています。

…水泳の授業中、お友達はビート板を使い25mプールを横に泳ぎ、反対側に上がっていきます。有香は1人取り残されていました。
先生「有香ちゃんも泳ぐ?」
有香「泳げない」
先生「一回、泳いでみる?」
有香「…」
先生「じゃあ、ビート板を持って、そこを歩いて向こう側に行けばいいよ」
母親「ビート板を持って、歩いて向こうに行けば良いんだって。あがって!」
有香「泳ぐ!」

…有香がプールに入りました。私は深いので慌てました。
母親「先生ぇ~、有香が泳ぐって言ってます~!」
先生が反対側のプールサイドから急いで来てくださいました。もうプールで泳いでいる子供はいません。ビート板を持った有香ごと先生が抱きかかえ、バタ足で泳ぎ始めました。私は信じがたい光景にしばらく立ちすくみました。それから慌ててプールサイドを歩き、反対側に行きました。

…泳ぎきった有香に先生が仰いました。
先生「有香ちゃん、大きな勇気を出したね!」