重さの比較 | YUKAのおもちゃ箱

YUKAのおもちゃ箱

ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
知育に役立つ手作りおもちゃ、言葉や数を理解するためのオリジナル教材の作り方、成長記録などをご紹介しています。

言葉で「重い」とか「軽い」と言うようになったある日、何気なく「どっちが重い?」と聞いたら、持とうともせずに「こっち」と指差したので驚きました。
『重い・軽い』は『持って比べてみなければ分からない』ということを理解していなかったのです。そこで、形が同じで、掌にのせて重さを比べることができるおもちゃを作りました。


用意するもの
同じ大きさの容器(掌に乗る大きさ)3個
色違いのシール


おもり (ナットのようにある程度の重さがあり、簡単に移し替えることができるもの)

作り方のポイント
3個の容器に入れるおもりの量を変えて作ります。
重さの差が100g位では違いが分かりにくいのではっきりと違いを感じとれる重さにすることが大切です。違いが分かってきたら、重さの差を少なくしても良いと思います。
時々、蓋を付けかえると、『一番重いのは赤』などと思いこまないので良いと思います。

遊び方
最初は二つの比較から始めます。
例えば、赤を右手の掌にのせて持たせます。次に、青を左手の掌にのせて持たせます。
(自分自身が重さを量るときのことを思い浮かべてください。掌にのせて、左右の手を交互に上下に動かして量ると思います)
子供の両手を交互に軽く上下に動かしながら、
「どっちが重い?」
と聞き、重さは比べないと分からないということを知ってもらいましょう。
二つを比較してから、
「赤が重いね」
「青が軽いね」と、まずは正解を教えてあげましょう。
『重い』とか『軽い』の意味を、体感させて理解させることが大切です。


読み書き計算の準備教材