たっちジョーズ  | YUKAのおもちゃ箱

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ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
知育に役立つ手作りおもちゃ、言葉や数を理解するためのオリジナル教材の作り方、成長記録などをご紹介しています。

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たっちジョーズ

たっちジョーズはつかまり立ちのできない有香でもひとりで立てる不思議な箱です。箱がすべって上半身と下半身のバランスが崩れた時、ぶるぶる震える足で生まれて初めての一歩を踏み出しました。その様子を見ていた私たちは拍手喝采、大喜びしました。
歩くのが遅い子供さんは歩行器には頼らない方が良いと聞きます。
この箱の良い所は自分で歩かなければ動けない・・・つまり歩いただけ進めるところです。


指先が箱の端にかかるので、つかまり立ちできない子供でもひとりで立てます。
この箱を作った日はやっと立っていた有香ですが、わずか数日で両手を上げたり、拍手をしたり、音楽に合わせて屈伸までするようになりました。
這っていた子供にとって、立って遊べるということは想像以上の喜びのようです。


写真のように4個のダンボール箱をつないで作ります。箱の蓋をとなりの箱の蓋の上にガムテープで貼り付けると、箱と箱の継ぎ目が丈夫になります。

写真では解りにくいかもしれませんが、ダンボール4箱のうち2箱は蓋が閉まっています。あとの2箱は空洞になっています。この空間があるため子供は箱の中で座ることもできるし、親が外から手を入れて足踏みをさせることもできます。蓋が閉まっているダンボール箱の中にはダンボールなどをつめて補強すると良いと思います。


ちょうど手が箱の端をつかめることがポイントです。
音楽に合わせてからだを揺らせたり、両手を上げたり、立って遊ぶことができます。
歩く練習もしやすくなります。
重いものが入っていたダンボール箱が丈夫なのでおすすめです。

一番大変なのは、子供の大きさと合うダンボール箱を見つけることだと思います。
箱さえ見つかれば作るのは簡単です。                        
保健婦さんが、「歩くのが遅いお子さんにも、肢体不自由などのハンデのあるお子さんにも良いと思う」とおっしゃいました。


ダンボール箱のままでも良いのですが、子供はなめるし、綺麗な物を好むので、布を両面テープで貼りました。
布にはカーテン生地を利用しました。厚みがあるので丈夫で貼りやすいからです。


たっちジョーズを折りたたんだところです。後ろにあるのがダンボールで作った底です。真中を四角にくり貫いてあります。だから歩くことができます。この底をつけることによってすべりがよくなるり、箱の形が安定します。