YUKAのおもちゃ箱

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ダウン症のある娘・有香の育ちの中で生まれた、
「手作りおもちゃ」と「言葉」の記録。
成長の中で育まれてきた表現、現在の活動も綴っています。
▶︎ これまでの活動
(手作りおもちゃの展示・講演・詩集の出版・テレビでの紹介など)

アメンバーについて

このブログは、ダウン症のあるお子さんの育ちや、
手作りおもちゃ、日々の思いを、安心して共有する場として続けてきました。

そのため、アメンバーはダウン症のあるお子さんの保護者の方、教育・支援などで関わっている方など、ダウン症のあるお子さんと関わりのある方に限定させていただいています。

アメンバー申請の際には、ダウン症のあるお子さんとのご関係が分かる簡単なメッセージを添えていただけると助かります。

なお、ブログの内容からご関係が分かる場合は、メッセージがなくても承認させていただくことがあります。

🌱AIで読み解く 有香のことば

 

子どもたちが作ったルール
 

 

昨日で体育のバレーボールが終わりました。
下記はボランティアの学生さんから聞いた話です。

 

≪6年生・5月26日≫

有香はボールを怖がり、なかなかゲームに入ることが出来なくて、脇でサーブの練習をしていたそうです。

 

同級生たちは、サーブの時に「有香ちゃん、おいでおいで」と呼んでくれて、ネットを上げ(ネットの上までサーブが飛ばない)、有香に打ちやすいルールを自分たちで決めて、有香を参加させてくれていたそうです。

 

ボランティアの学生さんの話では、「担任の先生からの指示ではなく、子どもたちが自らルールを作っていたようです」とのことでした。

そして、「“特別”ではなく、子ども同士の間では“当たり前”のことで、自然にこのような案が出てくるのは、互いにとって生きやすいことにつながることだと思いました」と話してくれました。

 

同級生たちは甘いだけではなく、給食の時など「私だって嫌いなおかず食べてるんだから、有香ちゃんも食べよ!」とカツも入れてくれるそうです。

 

ボランティアの学生さんから「子どもたちは本当に優しいです」と聞くと、とても嬉しく、有難く思います。

 

 

🌿AIで読み解く 

 

このエピソードで印象的なのは、
「支援が与えられた」のではなく、
子どもたちの中から自然に生まれていたという点です。

 

有香さんがゲームに入りにくい状況を見て、
同級生たちは自分たちで考え、
ルールを変え、関わり方を工夫していました。

 

ここには、

・相手の状態を感じ取る力
・どうすれば一緒にできるか考える力
・行動に移す力

が表れています。

 

さらに大切なのは、
「特別な配慮」としてではなく、
自然な関係の中で行われていたことです。

 

そしてもう一つ。

給食の場面のように、
優しさだけでなく、
時には背中を押す言葉もかけてくれる。

これは「対等な関係」があるからこそ生まれる関わりです。

 

子どもたちの中には、
誰かと一緒にいるための力が、
すでに育っているのだと感じました。

 

 

🌼この記録の元記事はこちら
  子どもたちが作ったルール/バレーボール | YUKAのおもちゃ箱

🌱AIで読み解く 有香のことば

 

「種がスイカの中で仕事している」 

 

≪6年生・5月21日≫

…今年初物のスイカを食べながら

 

有香
「種がスイカの中で仕事している。お父さんみたい」

 

母親
「どこ?」

 

有香
「ここ。パソコンないのにあるふりしてカチャカチャしてる」

 

…種が三人並んで働いているそうです

 

ビジネスマンに見えますか?

 

 

🌿AIで読み解く 

 

この言葉の面白さは、
単なる見間違いではないところにあります。

 

有香さんは、スイカの種を見て

👉「並んでいる」ではなく
👉「仕事をしている人」

と捉えました。

 

さらに

👉「お父さんみたい」

という一言。

 

これは、形だけでなく

👉“働く人”という役割まで重ねている

ということです。

そして

👉「パソコンないのにあるふりしてカチャカチャしてる」

 

ここには

・動き
・音
・日常の記憶

がすべて入っています。

 

種はただの黒い点ですが、
有香さんの中では

👉三人の人が並んで仕事をしている世界

になっています。

 

母親には「種」にしか見えないものが、
有香さんには「人の営み」に見えている。

母親は、その違いに、はっとしました。

 

言葉にすると可愛らしい一言ですが、
その中には

👉見る力
👉結びつける力
👉表現する力

が詰まっています。

 

有香さんの世界は、
あたたかくて、どこかユーモラスです。

 

 

🌼このことばが生まれた日の記録はこちら
  「種がスイカの中で仕事している」 | YUKAのおもちゃ箱

 

🌱AIで読み解く 有香のことば

 

「一緒に泣いてあげるから」 

 

≪6年生・6月17日≫

…今日は学校を休むことにしました。

 

母親
「言いたいことがあるなら言ってごらん」

 

有香
「お母さんに言ったらおしまいや」

 

母親
「怒らないから言ってごらん」

 

有香
「私は何で皆みたいに目が見えないの?赤ちゃんの時からなの?近くは見えるけど、遠くは見えない。メガネをかけていても黒板の字が見えない。連絡帳を書くとき大変。本が(小さい)字ばっかりで、教科書が読めない。漢字も読めない」

 

どうしてあげることも出来ないので、二人で泣きました。

 

…しばらくしてからのこと

 

有香
「お母さん、困ったこと悲しいことがあったら私に言って。全部聞いてあげるから。一緒に泣いてあげるから」

 

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

このやり取りには、
とても大きな心の動きが表れています。

前半では、有香さんが感じている困難や不安が、
そのまま言葉になっています。

「どうして自分だけ違うのか」
「思うようにできないことがある」

そうした気持ちを、
初めて言葉として外に出した瞬間だったのかもしれません。

 

そして後半。

有香さんは、同じ「泣く」という体験のあとに、
こう言います。

「聞いてあげる」
「一緒に泣いてあげる」

 

ここで起きているのは、

👉 立場の変化です。

 

自分がつらい思いをしたあと、
そのまま誰かに支えてもらうだけではなく、

👉 今度は支える側に回ろうとしている

 

これは、

・相手の気持ちを想像する力
・同じように感じた経験をもとに寄り添う力

が育っていることを示しています。

 

「一緒に泣く」という言葉には、
解決することよりも、
そばにいることの大切さが込められています。

 

🌱この一言は、
やさしさであると同時に、

👉 生きる力のひとつ

でもあります。

 

有香さんの言葉は、
弱さの中から生まれた、
とても強い言葉でした。

 

 

🌼このことばが生まれた日の記録はこちら
  「一緒に泣いてあげるから」 | YUKAのおもちゃ箱

🌱 有香の何気ない言葉や日常のやり取りを、
AIの視点でやさしく読み解いていきます。

 

言葉の捉え方や発想の広がり、
成長の過程を分かりやすく整理し、

 

日々の記録とは少し違う角度から、
有香の世界を見つめるシリーズです。

 

 

✨ 今回のことばは「普通の蛸やからな」 

 

≪5年生・2月23日(水)≫

 

有香が描いた蛸の絵について質問しました。

 

母親
「これ何?」

 

有香
「ハチマキ」

 

母親
「蛸がハチマキしているの?」

 

有香
「普通の蛸やからな」

 

母親
「普通の蛸はハチマキしているの?」

 

有香
「そう」

 

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

有香さんは、「蛸がハチマキをしている」という状態を、特別なことではなく「普通」として捉えています。

 

ここで興味深いのは、現実の一般的な認識ではなく、
👉 自分の中での“当たり前”が基準になっていることです。

 

一度「ハチマキをした蛸」をイメージとして持つと、それが自然な姿として定着し、

「普通の蛸」という言葉で表現されました。

 

大人は「現実に存在するかどうか」で判断しますが、子どもは
👉 自分の中でしっくりくるかどうか

を基準に世界を捉えることがあります。

 

そのため、有香さんにとっては
👉 ハチマキをした蛸こそが“普通”

という感覚になります。

 

このような発想は、現実と想像の境界を自由に行き来できる、子どもならではの豊かな表現です。

 

 

🌼 このことばが生まれた日の記録はこちら

  普通の蛸 | YUKAのおもちゃ箱
 

🌱 有香の何気ない言葉や日常のやり取りを、
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言葉の捉え方や発想の広がり、
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有香の世界を見つめるシリーズです。

 

 

✨ 今回のことばは 「いつも通り元気になったやん!」 


≪4年生・2月16日≫

 

有香
「いつも通り元気になったやん!」

 

父親
「元気になりました」

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

有香さんは、お父さんの様子を見て「元気がない」ことに気づき、
それをそのまま指摘するのではなく、やわらかい言葉で伝えています。

 

「元気になったやん!」という言い方には、
👉 相手の状態を感じ取る力
👉 安心させたいという気持ち

が自然に込められています。

 

また、「元気になった」と“すでにそうであるかのように”言うことで、
相手の気持ちを前向きな方向へ導く働きもあります。

 

これは、言葉によって場の空気をやわらげる、とても大切な力です。

何気ない一言の中に、人との関わり方の優しさが表れています。

 

 

🌼 このことばが生まれた日の記録はこちら
  いつも通り元気になったやん! | YUKAのおもちゃ箱

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✨ 今回のことばは「ETCをお願いします」 

 

≪4年生・3月31日≫

有香
「キティーちゃんが息をしていません。ETCをお願いします」

 

母親
「ETCは高速道路よ!」

 

有香
「じゃあ何?」

 

母親
「AEDじゃない?」

 

有香
「もしもし、AEDをお願いします」

 

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

有香さんは、「AED」という言葉を覚えていましたが、似た響きの「ETC」と入れ替わってしまいました。

これは単なる言い間違いではなく、
👉 音の近い言葉が記憶の中で結びついている状態

とも考えられます。

 

また注目したいのは、その後すぐに「じゃあ何?」と問い返し、正しい言葉を受け入れていることです。

 

👉 間違いをそのままにせず、修正していく力

がしっかり働いています。

 

さらに、119に電話をし、応急処置をしようとする流れからは、学校で学んだことが自分の中に残り、遊びの中で再現されている様子が見てとれます。

 

言葉は、こうして少しずつ正確になりながら、経験とともに定着していきます。

 

 

🌼 このことばが生まれた日の記録はこちら
  「ETCをお願いします」 | YUKAのおもちゃ箱

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言葉の捉え方や発想の広がり、
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✨ 今回のことばは「たびって何?」 

 

≪5年生・2月27日≫

母親
「旅行のりょ、たびとも言います」

 

有香
「たびって何?あっ、11ぴきのねこがたびに出た~やね?」

 

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

 

有香さんは、「たび」という言葉を聞いたとき、その意味を説明で理解するのではなく、

自分の記憶の中から探しています。

そして思い出したのが、「11ぴきのねこ」の歌でした。

 

言葉の意味を「知識」として覚えるのではなく、
👉 自分の体験や記憶と結びつけて理解する

 

この方法は、とても自然で力のある学び方です。

有香さんにとって「たび」は、辞書の中の言葉ではなく、
👉 歌の中で出会った、動きのある言葉

として存在しています。

 

言葉は、こうして経験とつながることで、より深く理解されていきます。

 

 

🌼 このことばが生まれた日の記録はこちら
  旅 | YUKAのおもちゃ箱

🌱 有香の何気ない言葉や日常のやり取りを、
AIの視点でやさしく読み解いていきます。

 

言葉の捉え方や発想の広がり、
成長の過程を分かりやすく整理し、

 

日々の記録とは少し違う角度から、
有香の世界を見つめるシリーズです。

 

 

✨ 今回のことばは「虫がどうしたん?」 

 

≪5年生・2月26日≫

父親
「虫の居所が悪いねん」

 

有香
「虫がどうしたん?」

 

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

有香さんは、「虫の居所が悪い」という言葉を、そのままの意味で受け取っています。

本来この言葉は、「なんとなく機嫌が悪い」という意味の慣用句ですが、

有香さんは「虫」という言葉に注目し、実際に何かの虫が関係していると考えました。

これは、言葉を一つひとつ丁寧に受け取っているからこそ生まれる反応です。

 

比喩的な表現や慣用句は、大人にとっては当たり前でも、言葉を学んでいる途中では

とても難しいものです。

 

有香さんは、「分からないことをそのままにせず、自分なりに意味を確かめようとする力」を

持っています。

その姿は、言葉を理解していく上で、とても大切な過程です。

 

 

🌼 このことばが生まれた日の記録はこちら
  「虫がどうしたん?」 | YUKAのおもちゃ箱
 

🌱 有香の何気ない言葉や日常のやり取りを、
AIの視点でやさしく読み解いていきます。

 

言葉の捉え方や発想の広がり、
成長の過程を分かりやすく整理し、

 

日々の記録とは少し違う角度から、
有香の世界を見つめるシリーズです。

 

 

✨ 今回のことばは「テレビ虫」です 

 

≪5年生・2月28日≫

母親
「本が好きな人を本の虫って言うねん。一つのことが大好きな人を何とかの虫って言うねん」

 

有香
「じゃあ、私はテレビ虫やな」

 

 

💡 AIからのやさしい読み解き 

 

有香さんは、「本の虫」という言葉の仕組みをそのまま応用し、自分に当てはめて「テレビ虫」と表現しました。

 

これは、言葉をただ覚えるのではなく、「意味のパターン」を理解していることを示しています。

 

 

「〇〇の虫」という表現は、本来は比喩的な言い回しですが、有香さんはそのルールを捉え、自分の好きなものに自然に置き換えています。

 

 

このような発想は、

 

・言葉の構造を理解する力
・自分の興味と結びつける力
・ユーモアを持って表現する力

 

が重なって生まれるものです。

 

 

また、「テレビが好き」という事実を、そのまま言うのではなく、少し面白く言い換えているところに、有香さんらしい感性が表れています。

 

言葉は「正しく使う」だけでなく、「広げていく」ことで、より豊かな表現になります。

 

 

🌼 このことばが生まれた日の記録はこちら

   「じゃあ、私はテレビ虫やな」 | YUKAのおもちゃ箱

 

10数年前にホームページを閉鎖し、アメブロへ移行した際、転載できていなかった記事があるため、これから少しずつ掲載していきます。

 

2010年11月1日に書いた記事です。

 

久しぶりに読み返し、ここまでの努力があったのだと、我ながら驚いています。
でもその先に、当時は思いもよらなかった「詩集の出版」という夢へとつながる道でした。

 

当時の記録として、そのまま残しておきたいと思います。2026年4月27日)

 

詩「ハロウィンパーティー」の清書に、昨夜は50分ほどかかりました。

清書に至るまでの時間を含めると、もっと長い時間になります。
その間、私はずっと隣に座っています。

どうしてそんなに時間がかかるのか?

 

母親
「てんじょうは、天に井戸の井って書くのよ」

 

有香
「それは○井先生の井(い)や」

 

母親
「○井先生の井(い)だけど、『天井』って書いたら井(じょう)って読むの」

 


 

母親
「ちが1つ足りない」

 

有香
「分からない」

 

母親
「“落ちちゃった”って書くんでしょう。今書いたのは“落ちった”。ちが1つ足りない」

 


 

母親
「オーマイゴッドの“オー”は英語。大ではない」

 

有香
「へ~、英語なん」

 


 

母親
「書き順がちがう」

 


 

母親
「“魔女”を“ま女”と書いたら分からないから、“まじょ”にしましょう」

 


 

このようなやり取りがあるので、時間がかかります。
大変な労力が要ります。

でも、乳児期、80ccのミルクを飲ませるのに1時間ほどかかっていたことを思い出せば、
大した労力ではないと思います。

また、子どものために惜しんではいけない労力と、
自分に言い聞かせなければ…と思っています。