※38週2日でお空に送った赤ちゃんの、死産の記録です。妊婦さんや辛いと思う方はご覧にならないようにご注意ください。



暫くして先生が入ってきて改めて今回の死因について説明された。

【胎盤】
・目視できる限りでの損傷はなし
・その為常位胎盤早期剥離の可能性はなし
・へその緒の位置も正常

【その他】
・へその緒が巻き付いていることもなし
・胎児自体の染色体異常もなし

【考えられること】
・胎盤の血管が詰まり、栄養が送れなくなったという可能性があるが、目視では確認できない為病理で検査へ。結果が出るのに2週間程かかる。
・その他胎児自体の何らかの要因。


つまり、今回の死因はほぼ原因不明。
何で?何で赤ちゃんは死んじゃったの?
ママがもっと早く気付いていれば、助かったかもしれない、、。そればかり考えて悔やまれて仕方なかった。


「胎児自体の原因解明の為には解剖が必要になりますが、解剖しても原因不明という結果に終わることが半分以上です。それを踏まえた上で、解剖をするかどうか決めてもらえませんか?」
続けて先生に言われた。


赤ちゃんが産まれて間もないのに、解剖の話。しかも出来る限り早い回答が欲しいと。医者の立場からすれば解剖したいのだろう、今後の医学の可能性を考えても解剖することで役に立つのであれば、、そうも考えても、今この時点でこの可愛い赤ちゃんをどうするかなんて考えられなかった。


パパともゆっくり相談したいし、家族とも相談したい。

「暫く考える時間をください」
「わかりました。回答が出次第お知らせください。」


私にとったら人生で一番の辛い出来事。でも先生にとったら何度も経験してるうちのひとつにすぎない。もっと大変なこともあっているだろうし、こんな事案、慣れているのだろう。

助産師さんや看護師さんのように、親身に寄り添った対応をしてほしかったわけじゃないけど、とても複雑だった。