最近「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を知った。


 答えや解決策を早急に求めず、『不確実な状態、または答えの出ない状態でいられる能力』を指すらしい。


 私達の脳は不安な状態が苦手で、すぐに解答を知りたがる性質があり、仮説だとしても「答え」を得ると落ち着くのだそうだ。

 

 しかし、ネガティブ・ケイパビリティは、その逆。


 「答えの出ない状態」をキープする能力で、ああでもないこうでもないと思考し、いつ解決するか分からない時間を待てる力。


 なかなか解決しない不倫・離婚問題。


 ネガティブ・ケイパビリティを培うことは、不倫に向き合う力をつけるだけではなく、子育てを含めた私の生き方を深めていくと思う。



 離婚裁判という未知のものに立ち向かうことは、不安でしかない。


 必ずしも正義が勝つとは限らない、どうにも納得のいかない世界に放り込まれてしまった。