その時、丁度ドアが開きボブが入ってきた。
「涼ちゃん?」 驚き後ずさるボブ。
閉まりかけたドアで後頭部を強打して頭を押さえてうずくまる。
「痛そ。ゴンていったぞゴンて」
「大丈夫ですか?」 立ち上がる涼子。
その声を聞いて勢い良く立ち上がるボブ。
「ちょっと血が出たけど大丈夫。血が出たけど……。 ホントに来てくれたんだ、涼ちゃん」
「はい。お邪魔しに来ました」
涼子は屈託のない笑顔で応えた。
「もしかして……泣いてた?」
「笑いすぎて。堀渕さんって本当に楽しい人ですね」
こっち見んなボブ。なんて目で睨んでんだ。