親の期待する感情で行動する | きららの心理

きららの心理

アダルトチルドレン専門カウンセラー
心の在り方について綴っています

 

子供を操作する親に育てられると 

常に親の期待する感情を考えて行動する

親を喜ばせなければならない

悲しませてはいけない

不機嫌にさせてはいけない

怒らせてはいけない

 

もしそう出来ない自分がいたなら 自分はダメな子で 親に愛されない存在なのだと思い込む

親の期待通りの自分が正しい自分 愛される自分であって それ以外の自分は価値がないと思っている(思わされる)

 

愛されるためなら 何でもする

例え 自分の心がどうなっても 親を喜ばせる為なら 怒られない為には 子供は必死に自分を変えようとする

子供は自分自身を捨て 親の人形となってしまう

親は自分にどうして欲しいのだろうと考え 自分がどうしたいのかを考えることが出来なくなる

 

子供はどんな親であっても 子供の時は愛情を欲しがり 愛してほしいと願う

愛と依存が混在してしまうからだ

だから 親に愛されないと価値がないと考えてしまう

 

本当はそんなことはない

親が子供を愛さないのは 親自身の問題であって 子供に何も落ち度はない

問題なのは 親の感情を考えすぎて 大人になっても自分の考えで行動出来なくなってしまうことだ

 

自分の気持ちが分からなくなっているので 何が良くて何が悪いのかさえ 自分の判断基準がなくなってしまっていることだ

 

誰かの評価ばかりを気にして 認められたいとばかり考えてしまうことが問題だ

評価も認められたいことも それほど大切なことではない

親に認めてもらわないと生きていけないと勘違いしているだけ

そもそも 自分の価値は 誰かが決めるものではない

 

そもそも 人間の価値は 大それた問題ではない

認めてもらおうと過剰に思うのは 自分が自分を認められないので 人からの評価を気にしているに過ぎない

 

誰にも自分の価値を決めさせてはいけない

誰かに認めてもらおうと 自分を殺して生きていてはいけない

自分の感情や気持ちだけを考え続けてはいけない

ひとつの考えに執着してはいけない