【小説】「風が吹く穴」第16話 | 開運、引き寄せ、スピリチュアル 「未来じゃない、今だ!!」

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ふぉよん改め月虎です。

アタシ真ん中^^

見にきてくれてありがとう。

 

『風が吹く穴』は、2021/8/1

庭埜こかもの職場にかかってくる

おかしな電話のエピソード

 

「はじめの話」からスタートした

不定期更新の小説です。

 

不定期更新 小説「風が吹く穴」 

公民館員の主人公、

庭埜(にわの)こかものもとには

 

出どころも真偽もわからない

不可思議な噂が集まってきます。

 

気になる噂を調べてみたり

時には鬼スルーしながら

 

「毎日を生ききる」をモットーに

だらりと生きていくのでした。

 

第16話「開いた穴」

周年行事の準備で忙しい山池公民館。

 

記念セレモニーが1週間後に迫った日、

こかもが夕方出勤すると

施設長が声をかけてきました。

 

「今日は重要な引継ぎがあります。

地下倉庫の出入口が開いていたそうなんで

不審者などに気を付けてください」

「え、前に資料取りに行ったとき

ちゃんと鍵閉めましたよ」

 

見えない何者かが出てこないように、

間違いなく施錠しました。

「それがね、おかしいんですよ。

鍵が壊されていたそうなんですけど、

地下階段のある中側からみたいで」

「ヤだこわい」

 

こういう場合、一般家庭なら

すぐさま通報する案件ですが、

 

施設自体が事なかれ主義なため

余程のことがないと、

 

警察・消防は呼ばないという

暗黙のルールです。

 

外からの侵入ではなさそうなので、

館内の警戒を強化する対応に

なったようでした。

 

不審者に気をつけてといわれても

どう気をつければいいのか。

 

 

その日の利用数を確認するため

PCをのぞき込んだ瞬間、

 

スクリーンセーバーが働いたらしく

画面が暗くなりました。

 

「お疲れ様ですう~」

今日の相方、栃川さんが

正面の席に座りました。

 

挨拶を返してまたPCに目を向けると、

こかもの後ろが反射で映し出されています。


誰かの影が、画面をのぞき込むように

斜めにぬ~っと身体を近づけて

 

顔は黒くて見えないけれど、

白い服なのがわかります。

 

「誰だろう」と振り返っても誰もいない。

 

その瞬間、栃川さんが

「さむっ何かいる!?」

といって腕をさすりました。

 

 

栃川さんが施設長から

引継ぎされて戻ってくると

 

「今日はねえ、百事が凶になる日なんだよ」

と、真顔でいってきたのでした。

 

 

-第16話「開いた穴」終わり-

 

不定期更新 小説「風が吹く穴」バックナンバー

「はじめの話」

第2話「ハマダさん」

第3話「2006年7月26日」
第4話「調べない」

第5話「元消防のほうから来た怖い話」
第6話「元消防の方へのメッセージ」

第7話「たどり着けてよかった」
第8話「夕方たどり着いた先」

第9話「眩しくて暗い灯り」
第10話「ミラーハウスへようこそ」

 

第11話「地下階段」

第12話「ここは現実世界」

第13話「届け物」
(↑誤って削除してしまったので、修復メモですw)

第14話「ひとかたしろの境界」

第15話「デジタル」

第16話「開いた穴」

 


 
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