覚醒――貧困状態への自覚を持つ
『暮らしの手帖 85』 12?1月号の116ページに書いてある記事を読んだら 日本での暮らしが分かるようになります。

下流、中流、上流。あなたは自分が 社会のどのあたりの階層に属していると思いますか?この問いかけを答える前にあるデータを見てみましょう。

2016年7月時点で163万4759世帯が 生活保護を受けている。2016年の日本の総人口:約1億2700万人。全世帯数:5011万世帯。

2013年時点で、年収が200万円以下の人は 全国で1100万人を超えました。1980年代後半から続く、非正規が労働者全体に占める割合は、2015年時点で、37・5%になっています。

以上のデータを見れば10人の日本人の中に一人は下流生活を強いられていることは明らかになります。生活保護以下の生活を強いられ、働いている人は ワーキングプアと呼ばれている。このような日本人は 1100万人以上に増えてきています。これは NHKスペシャル番組に3シリーズで連続に報道されました。もちろん、こんなに深刻になるのは 日本社会に限らず、韓国もアメリカもイギリスも同じになっています。グローバル化世界、競争社会、企業の生き残りため、仕事を奪われ、非正規雇用の拡大が大きな要因だ言われているが しかし、国の制度や政策も大きな問題があるのではと思います。予測の国は すでに積極的に解決案を練り出して応対しています。

ところで、日本では 希望や未来を見えないために低収入の人たちは結婚を先に見送ることがよくあります。結婚しても一人だけの子供を育てるため 精一杯になり、二人目を考える余裕がありません。子供を一人、地方から東京の私立大学に進学させた場合、高校入学から大学卒業までに、1400万円弱の教育費がかかると言われています。一人を養う余裕がありません。だから、日本では出生率は 1.5までに止まっています。二番目を作らない夫婦は 多く占めています。

何年前に「日本は 1億総中流層」と言われていますが これは全く嘘がついています。中流階層が苦しい生活が続いているのにプライドが高く豊かに生活していると言いたがってしまっています。2065年日本の総人口は 8108万人に減少されると予想されています。少子高齢社会がさらに進まれ、今は 四人に一人の高齢者を支えているが 2065年になると 一人に一人の高齢者を支えなくてはいけない時代がやってきます。

が、不安も希望も持ちながら、前向きに頑張っていきましょう。この常識をもっと多くの人々に広げ、知られないといけないと感じています。また、国の制度や政策に革命と変化をもたらす努力をも呼びかけなければなりません。