日本人と言えば 真面目、勤勉、責任感、自我犠牲な国民性があると思われます。しかし 諸刃の剣のように自分の望みが乖離したら 不思議な行動(自滅)が現れます。

 

2017年10月7日の新聞記事を読んだところ 氷山の一角を見えてきます。家族間で多数が犠牲になった主な事件。2005年から2017年の今年の10月まで8件の大事件が報道されました。

 

2009年4月21日にもとタレントの清水由貴子さん(49歳)が80歳の母親の介護疲れて自殺しました。驚いたことに毎年介護疲れ・子育ての悩みで自殺する人がいます。

 

愛くるしい家族を殺害することが出来るとは本当に不思議です。家族の幸せを願って家族のために責任感が強く一生懸命に仕事し、自我犠牲しています。急にこの幸せが捻くれたら 性格が狂って破滅の人生が走ります。日本での離婚率は 35%と言われています。かなり 高い比率ですね。日本社会に触れた私の周りにバツイチ、バツ二や晩婚・未婚する人が沢山います。資本主義社会の陰と言ってもいいのは 比較的に豊かな国なのにこんな不幸な人がいます。

 

仕事では 真面目な国民性が故に完璧を求めるようになり、上下関係を重んじて責任感が強く任せられたことを必死に頑張ります。世間体を気になり、自分の考えや行動を集団に違いが出たら妥協しすぐに譲歩します。個人より 集団、部下より上司の命令を絶対視します。

 

子育てには 子供を溺愛するため 過保護の中に成長します。結局 学校のいじめにあったら 不登校になり 家に引きこもり、50代になっても親に養ってもらうニートが出来ましたね。苺の日本青少年と昔よく呼ばれています。見た目が可愛いですが すぐ潰れます。

 

介護においては 介護離職、老老介護、認認介護、介護心中事件など社会問題がもう 新しい話題ではありません。本当の親孝行の意味の再認識が必要です。介護報酬の引き下げ、介護現場の人材不足、家族の介護破綻など問題が社会保障制度の改善を図るべきです。

 

自民党の安倍総裁は 教育費無償制度の人づくりと少子高齢問題に力を入れると宣言されました。アベノミクスのさらなる成功を本当に期待しています。日本の悲情文化を止めるためには まず 子育てと介護問題を解決しておかなければならないと思います。