介護の仕事をするのは 何が悪い?

重労働、低賃金、サービス残業が長い、離職率が高い、3K業界等をよく言われる介護福祉分野の仕事です。2035年に65歳以上の高齢者人口は総人口の33.4%になる時代がやってくる見込みです。介護保険法改正により介護報酬が下がっていく中で介護職の給料上げは厳しい現状であります。一方では保育士の待遇も悪く 待機児童問題の無解決と同じく、介護業界の慢性的な人員不足により 待機要介護老人の増加が深刻化されています。

社会の未来を担う希望星の幼児と社会の発展に寄与した老人をどのように大事にしていくのか 社会問題の深刻課題です。労働人口の減少に伴って外国人に頼るしかありませんか?EPA制度導入してから インドネシアを始め、フィリピン、ベトナムから優秀な看護、介護分野の人材を誘致、育成し、日本の医療、介護、福祉分野に活躍してもらうことが素晴らしい措置です。しかし、 活用できる人材が高齢化の進みに追いつかない、外国人労働者にまつわる新しい難題が出てきます。

私は中国人の立場に考えれば これから中国の高齢化問題もどんどん深刻になっていくでしょう。政府機関の統計により 中小都市や地方において 千人以上 の全国行方不明の認知症高齢者が年々増えています。一方では 富裕層は 養老のため 外国に移民する傾向が見られています。

中国社会は 日本のような成熟した社会保障制度がありません。日本は 老齢化の社会問題が浮き出てから 早めに措置を打ち出し 2000年から介護保険制度を成立し、介護施設を展開しました。中国は 30年程の一人子政策実施のため 出生率は 死亡率にだんだん追いつかなくなっていくことになります。共産党一党支配の独裁政権の下では 社会保障制度の変革方向は 予想出来ません。