48本の糸

48本の糸

寄せては返す波のように

ドキドキしながらの週明け

 

ヘアサロンにも行った

 

まつパもした

 

ネイルも仕上げたし

 

新しいランジェリーも準備OK

 

ワクワクそわそわの当日・・・

 

 

彼はしっかりデートプランを立ててくれていた

 

待ち合わせ場所から1時間半ほどドライブし

 

湖畔の温泉宿でランチと入浴をし

 

近くを散策するという計画

 

そのほかは成り行きに任せようと・・・

 

 

が、しかしそのお宿が突然の休業(笑)

 

初デートプランは変更することになったが

 

とりあえず待ち合わせ場所へ行くことに

 

 

初めての顔合わせ、ドキドキ

 

彼は車に乗っていた

 

私はその車に向かって歩いていく

 

 

挨拶を交わすとお互いモジモジ・・・

 

とりあえず車に乗って話すことに

 

写真通りの人 爽やかな青年

 

彼に聞く「どうですか私・・・?」

 

「可愛いなって思いました」と

 

合意したところでドライブに出かけた

 

 

心臓がドキドキして顔もちゃんと見られない

 

お互いの緊張が伝わる

 

会話はとてもスムーズに弾み

 

ムードは良好

 

 

1時間ほど走ったところで

 

素敵なランチのお店も見つからず

 

コンビニ駐車してスマホ検索することにw

 

そこで初めて

 

「キスする?」

 

うん、と頷いて初キス💕

 

柔らかく甘い軽めのキスを数回

 

それから長めのディープキスを2回

 

彼「お部屋でまったりしよっか」

 

 

Hはしなくていいと最初から言っていた

 

たくさんお話してお互いを知って

 

気持ちがあれば キスとハグをたくさんしようと

 

最初からそういう話だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出会いから3週間

 

毎日何往復もメッセージをやり取りした

 

とても優しく気遣いある好青年

 

休みの日は家庭的で仕事も熱心

 

 

そして私にもマメに連絡をくれる

 

どれだけ話しても飽きない

 

毎日が楽しい💛

 

 

出勤前の10分

 

朝のラブコールをするようになった

 

勤務時間中は一切連絡できないけど

 

夜の帰宅途中の車からも必ずメッセージがくる

 

家までの1時間ずっとやり取りが続く

 

 

お互いに惹かれ合っていることが

 

言葉でも文字でも伝ってくる

 

 

こんなにフィーリングの合う人

 

世の中にもいたんだな~ってこの出会いに感謝の日々

 

 

いよいよ彼から「次の木曜日、何してる?」と

 

デートに誘われた

 

彼のことはTと呼ぶことにする

 

Tの趣向は、かなりぶっ飛んでいた

 

まず ムチムチというよりはダラシナイ体型が好きだと

 

段腹やはみ出した脇肉

 

垂れ乳、離れ乳、地味で使い古した下着

 

特別に着飾らない”普通のおばちゃん”が好きなのだと

 

 

さすがに私は身なりに気を使っている

 

おばさんに見られないように

 

服装や化粧、もちろん下着もきちんとお出かけ用

 

体型的にはダラシナイので当てはまるが💦

 

ただTの趣味に見合った女性だと認めること自体が

 

自分にとっての屈辱ともとれるほどの内容

 

非常に悩んだ

 

受け入れていいものか

 

 

 

下着は派手なものが好きではなく

 

ベージュやグレーの素朴なものが好きらしい

 

しかもクタクタに使い古した感じがいいとか

 

 

普通の女子なら、そんなものは家着であり

 

彼に見せるべきものではないと恥じるだろう

 

もちろん私もそうだ、ありえない

 

 

彼の求めている女性は

 

確かに”近所のおばさん”や”友達のお母さん”風の

 

色気のない素朴な人なのだろう

 

 

初めてのタイプに戸惑っている

 

どこまでが許容範囲なのか未知数

 

 

そして自分にとっても

 

この人でいいのかを考えてしまうのだった

 

 

 

 

まず写真の交換をした

 

爽やかな雰囲気、あきらかに30代男子

 

塩顔ではなく、目はクリっとした二重

 

正直ドストライクではないが素敵な感じではあった

 

 

私の写真を送る

 

かわいいと興味を示してくれた

 

ただ10歳以上も年上のぽっちゃりな私

 

果たして仲良しになれるのか不安だった

 

 

ひとまず、やり取り続行が決定

 

お互いの好みを探ることに

 

 

彼は少し特殊だった

 

少し前までご近所の自治会で知り合った主婦と

 

成り行きで親しくなり、勢いで不倫を

 

 

5回ほど関係を持ったが会えなくなり

 

気持ちが冷めて終わったようだ

 

 

顔を合わせるような身近なところで

 

突然そんなことが起こるなんて

 

にわかには信じがたかった

 

 

少し冷めた目で彼をみている自分がいる

 

ただ誠実さと嘘のない素直な言葉に

 

多少なりとも惹かれるものがあり

 

しばらく話をして相性を見ようと思った

 

 

 

 

 

 

 

4月14日、日曜の朝だった

 

午前中、たまたま夫が外出で不在

 

一人時間の暇つぶしにと、とあるサイトにいく

 

冷やかし半分で【婚外の友探し】の部屋を立てた

 

 

 

 

日曜の朝に入室してくるヒマな男なんていない…

 

そう思った矢先、一人の男性が来た

 

 

 

 

同じ県に住む30代既婚者・子あり

 

とりあえずそこは合格

 

 

話は弾むが時間がない

 

たいていプロフィールには嘘がある

 

信用することなく情報収集

 

 

172-68-38 爽やか系塩顔らしい

 

仕事は体を動かすジム系

 

車はあり 平日休めると

 

 

大きな期待は持ち合わせなかったし

 

光るものはなかったが連絡先の交換をした