65歳付近の患者さんと話が弾むのが、「高齢者と言われたくないな。そんな気がしないよね」です。
社会的には第一線から退く年齢なのでしょうが、還暦も実感なく経過して、そして高齢者と言われても
響かないのです。
しかし、今までのような仕事もできないし、時間が創れるようになった。
「24時間働けますか?」というコマーシャルペーパーに載せられてガムシャラに生きてきた人ほど、
実感できないのです。
幸い小生は医師という資格があり、仕事を続けていけるのですが、毎週いろいろな人の相談に乗っていると、巷で言われている「老活」「老後難民」は他人ごとではなくなります。
社会の受け入れ枠のことなど言われていますが、実際に収入源の問題が大きい。
難しい問題なので十分検討して吟味して行かなければいけない問題で、表面だけではいけない。
吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず。(論語)
40歳で悩みこんでいたわけで、50歳ころは老後を考え、今を大事にして、60歳で誰からも「お疲れ様」と言われ、孤独が寄り添ってくる。
なかなかですね?