こんにちは、メルボルン在住ななです。

初めましての方は〘プロフィール〙からどうぞ♪

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いやー、やっぱり
日本は寒いっすね。
(日本に着いて10日程経ちました。)




特にここ数日また寒くなってますね。



一時帰国で食べたい物ランキングNo.1焼き肉へ♡♡




私は寒さにボコボコにされ、
2秒に一回はクシャミしてる(いやーん)。。






こんな寒さなんで、子供の体調管理には
気を遣っています真顔





特に生後半年過ぎた次男くんは
体調崩しやすい時期だしね。




寒いのは本当に嫌なんだけど、
ひとつだけ嬉しいこともあるの。




ババンニヒヒ
このセーターの出番なんです!








このセーターには
とっても特別な思い入れがあるのです。






亡き父のこと。





このセーターは、私の父が生前、まだ見ぬ私の息子に買ってくれたもの。





私は、そう思っています。





時間はさかのぼり、
むか~しむかし、
私がまだ母のお腹にいた38年前の話。




私の両親は
既に二人の娘をもうけ、
三人目は男の子がほしいという願望の元、




当時フランス出張中の父が
生まれる前の私に買ってくれた
この水色のセーター。





母曰く、
当時の技術では出産前の性別判断が難しく
生まれてくる日まで性別は分からなかったそうな。








予想とは裏腹に



女の子の私が生まれた(オギャーぶー)。




そのせいで
このセーターは陽の目を見ることなく、
誰にも腕を通して貰うこともなく、
タンスに眠ってた。




ずーーーーーーーーーーーーっと。。
30年以上の間。




普通ならこれだけ長い間出番が無いのだから
処分されてもよさそうなこと。




だけど父の事が亡くなった今でも
大・大・大好きな母は




「父が生前買ったものだから」と、
大切に大切に季節の移り変わりでは
防虫剤を替え、後生大事に持っていた。







初めて私がこのセーターの存在を知ったのは
今から3年前の2014年10月。


長男出産予定日の1週間ほど前。







母が出産の手伝いに
オーストラリアに来てくれた時
このセーターを持ってきてくれた。





既に私の父が購入してから
35年の月日が経っていた。




35年の時を経て尚、そのセーターは
鮮やかな水色で、
虫食い一つない
その保存状態に驚いたのを記憶している。





不思議な感覚だった。



14年前に亡くなった父が
3年前に私の息子に用意してくれた贈り物。



決して面と向かって会うことの無い二人






目には見えなくても
父が近くにいて
私達を守ってくれている様な気がした。





母はこのセーターの事は
35年の間、誰にも言わず、
ずっとずっと心に大切に思ってきたのだと
いう。




自分に男の子を授かる事は出来なかったから、




いつか、娘達に男の子ができたら、
その子に着てもらおう、と。





しかし、うちは完全に女系家族。




長女が女の子を二人出産、
次女が女の子を二人出産




ずーっと女の子続き。




母は半ば諦めていたのでは?と思う。




そうして
三女の私が長男を妊娠した2014年、
性別判断で家族全員の予想を覆し
初の男孫。





実は
私は性別判断前から確信があった。




『生まれてくるこの子は男の子に違いない』、と。




だって、予定日が亡き父の誕生日だったから。
しかも干支も同じ午年。




誕生日が同じで干支が同じで、
女の子のワケがない。




論理では説明できない
父の力を感じずにはいられなかった。




そして
母に性別判断の結果報告をした時の事。




私「ママ、赤ちゃんの性別がわかったよ」


母「いいのよ、女の子だって健康であればそれで充分」




言う前から男の子では無いと
自分に言い聞かせる様な言い方。




もちろん女の子であっても
男の子であっても可愛い孫には違いない。





けれど、母にとって心の奥底で無意識に
願っていたんだと思う。





『もう一度、パパに会いたい』と。




私「。。。男の子だったよ。予定日もパパの誕生日だし、同じ午年だし、パパの生まれ変わりなんじゃない?」





母は無言だった。
受話器の向こうで鼻をすする音が聞こえた。






そして母は言った。
「大好きなパパが帰って来るのね」。





私の母は、父が亡くなってから14年の時を経ても尚、娘の私たちに臆面もなく言う言葉がある。



「ママはパパを愛しているから」



口から出る言葉はパパ、パパと未だに彼女の中で父の存在は大きい。





長男は3歳になり、
もうこのセーターは小さくなってしまった。


今は次男が着ている。






何度も着たので毛玉も出来てしまったけど、
私の両親の想いがぎっしり詰まった
大切な大切なセーターだ。






次男のあとは。。





私の役目は分かっている。





私の孫の代まで大事にしまっておくこと(笑)。


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