Mr.ウッドコック 史上最悪の体育教師 (2007年/米) | 映画とわたしとイタリアと

Mr.ウッドコック 史上最悪の体育教師 (2007年/米)

キラキラ青・・・反面教師・・・キラキラ青
クレイグ・ギレスピー監督
「Mr.ウッドコック -史上最悪の体育教師-」(2007年/米)

ビリー・ボブ・ソーントン/Mr.ウッドコック-史上最悪の体育教師-

¥3,990

ちょうど昨年の今頃、無法者サンタクロースとして、わたしを笑わせて
くれた、ビリー・ボブ・ソーントン。そこで今年もまた彼のお世話になろう
かと思い借りてきました。今度の彼は・・・鬼教師Mr.ウッドコックぽわわん*ブルー


そしてもう一つこの映画を観たかった理由が監督のクレイグ・ギレスピー。
彼は明後日20日(土)から公開の「ラースと、その彼女」を撮った人なので
その前に観ておきたかったからムービー


まずは冒頭から横暴な体育教師振りのMr.ウッドコックと生徒たち。
しかしこの映画の本編は、その後

Mr.ウッドコックによるいじめの標的の一人であったジョン・ファーリーは、
自らの経験を元に「過去からの解放」という指南書を書いて一躍有名
作家に。しかしいじめによる過去のトラウマを払拭したかに見えた彼に
またもや災いが。

それは13年後の降って湧いたような再会。あの鬼教師Mr.ウッドコック
が、母親の婚約相手として再び姿を現すのだ。


いつもエンジこちら
映画とわたしとイタリアと-MR.WOODCOCK1

いじめてるこちら
映画とわたしとイタリアと-MR.WOODCOCK2

確かにいじめてるこちら
映画とわたしとイタリアと-MR.WOODCOCK3

闘いの舞台は学校から外の世界へ。宿敵との宿命のリターン・マッチ。
元生徒ジョンvs現役教師ウッドコック。さぁ~どちらに軍配は上がるのか?
・・・というお話し。

まず何が凄いかって、ビリー・ボブ・ソーントンが体育教師に見えること。
エンジ色のトレーナーが気味が悪い程、板に付きすぎだもの。
だけれども、《史上最悪の体育教師》から、想像する痛烈さは決して
期待しない方が良いです手

ハゲは笑えたがこちら個性は薄いかな
映画とわたしとイタリアと-Seann William Scott

キラキラ俳優 ショーン・ウィリアム・スコット Seann William Scott
1976年10月3日生まれ 米ミネソタ州出身


一方、体育館での悪夢を胸に成長した ショーン・ウィリアム・スコット
演じるジョン・ファーリーは少年期の肥満から見事脱却。けれど、
Mr.ウッドコックはというと、まるで全身あの頃のまま。というか・・・
同じジャージ笑

蘇る、蘇る、謂れなき苛めの数々。久し振りに里帰りをしたジョンの
ストレスは上昇に次ぐ上昇。どうにか愛する母親と鬼教師との再婚を
阻止したい気持ちは募るばかり。


こちらは凄まじい個性
映画とわたしとイタリアと-Billy Bob Thornton

キラキラ俳優 ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton
1955年8月4日生まれ 米アーカンソー州出身
<近年の出演作品>
がんばれベアーズ ニューシーズン(2005年)
アイス・ハーヴェスト 氷の収穫(2005年)
イーグル・アイ(2008年)

さてそのジョンのママ役なのですが、何とスーザン・サランドン・・・
相変わらず綺麗。


ママは元ミス・コーンとうもろこし日本にも《ミス納豆》とかあるのでそれです

映画とわたしとイタリアと-MR.WOODCOCK4

ドラマや映画における先生物って、名作が多いでしょう。それを演じるに
十分な実力のビリー・ボブ・ソーントン。けれど本作は、まず脚本が
良くないな。鬼教師のそっけない冷えた台詞や衰えを見せない暴言、
暴発には、くすっとする場面があるのだけれど、盛り上がりに欠けるし、
面白味と深みがないのよね。オチもちゃんちゃんって感じなの。痛快さが
・・・ない。

この映画が伝えたいことのひとつは、《敵こそ心の味方なり》ということ
なんだろうけれど、パッとしない。伝え方が甘い。いろいろな面で徹底
できなかったいい例であり、悪い例だと思います。


わたしは「バッドサンタ」の方が断然、好きだなぁ。時季も時季ですので
興味があったら是非「バッドサンタ」を。パンチも味付けも本作より数段、
上だと思いますよツリー・・・あっでもこれ、凄くブラックですけどねぽわわん*ブラック

こちらは大人の映画です
バッドサンタ [DVD]
¥621 Amazon.co.jp
レヴューを書きましたコレ
http://ameblo.jp/happytears/entry-10060872696.html


ストーリー本
過去から《自分を解き放つ方法》を論じる自己啓発本の出版で
ベストセラー作家となったジョン・ファーリーは、故郷の町で地域最高
の名誉賞をコーンの鍵を授与されることになり、久々に故郷へ。
しかし帰郷した彼は衝撃的な出来事が待っていた。未亡人だった
母親のビバリーが、少年時代、自分を苦悩に陥れたトラウマの張本人、
スパルタ体育教師のMr.ウッドコックと婚約したというのだ。ジョンは、
古い友人のネダーマンの助けを借りて、母親とウッドコックの婚約を
解消させようと画策。あらゆる手段で関係を裂こうとするのだが。


キャスト眼 目
ビリー・ボブ・ソーントン、ショーン・ウィリアム・スコット、スーザン・サラン
ドン、エイミー・ポーラー、メリッサ・サージミラー、イーサン・サプリー、
ジェイコブ・ダヴィッチ 他


音楽:セオドア・シャピロ
脚本:マイケル・カーンズ、ジョシュ・ギルバート
原題:MR.WOODCOCK 約1時間29分

思い出すのはやはりこちら
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鬼というより邪悪。サスペンスタッチのブラックコメディ。どうしてこんな
悲惨なことになるのかが分からないけれど、教師役が名女優ヘレン・
ミレンだし、今や世界一セレブな子供として有名なスリちゃんのママ、
トム・クルーズ夫人のケイティ・ホームズが主役の一人として登場。
脇役にはマイケル・マッキーン、モリー・リングウォルドと、お楽しみは
ある映画です。ちなみに監督のケヴィン・ウィリアムソンは「スクリーム」、
「ラストサマー」を撮った人。この映画が初めて書いた脚本だそうですよ。
道理で練りは足りないなと思います。またモリー・リングウォルド
起用は監督が彼女の大ファンだったからのようですが、それは良~く
分かる。彼女を見る監督の目はハートだったらしいハート

その彼女がこちら
映画とわたしとイタリアと-Molly Ringwald
キラキラ女優 モリー・リングウォルド Molly Ringwald
1968年2月18日生まれ 米カリフォルニア州出身
ある世代からは熱烈な支持を受ける青春映画のアイドルぽわわん*ピンク

同じ女歴史教師なら鬼教師ミセス・ティングルより心理的に
こちらの方が怖い
あるスキャンダルの覚え書き [DVD]
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レヴューを書きましたコレ
http://ameblo.jp/happytears/entry-10069404255.html