ついに銀色のバンドを装着する日がきた。
手順としては、ゴムをとって、出来たすき間に矯正のための銀色のバンドを第一大臼歯に装着するようだ。
ゴムをとり、いざバンドを装着する。
リサーチによると歯とバンドの大きさを合わせるということで、バンドを装着したり取ったりを何度か行った。
装着するときにバンドを噛んでくださいと言われるのだが、これがなかなか力が入らず難しい。
みんなすんなりできるものなのだろうか。
毎回なかなかきちんと噛めているような気がしない。大丈夫だろうか。
サイズ合わせができたら、接着剤のようなものをつけ固定となる。
固定中はガーゼを５分ほど噛んでいた。
５分経ったらしっかり装着できているか確認してもらい終了となった。
口の中と歯の違和感がすごい。
バンドに面したところはフロス不可、ジェットウォッシャーなら大丈夫。
シリコンを渡すので、バンドがあたって口腔内が傷ついたときや口内炎ができたときは、シリコンを米粒大にとってバンドの出っぱっている部分にはってください。食事と歯磨きのときはシリコンをとる。洗えばまた使えます。と説明を受ける。
口内炎か…ただでさえ噛めないのに口内炎とは辛いな。
そしていよいよ歯を抜いてくるように言われた。
引っ越したばかりで、よく知らないため歯医者をいくつか紹介してもらう。
３本目の抜歯予約がとれたら連絡するように説明を受ける。
３本目ということは抜歯は１本ずつ…？！
１本ずつは正直無理そうだ、耐えられないかもしれない、一気にやってほしいけど難しいのかなとぼんやり考えながら歯医者を後にした。
帰り道に無性に食べたくなりマックのポテトを買ってみる。
家で浮き浮きとした気持ちで食べるが…硬くて無理だった。
私はファーストフード熱がよく沸き立つので食べられもしないのに買って、懲りないやつだなと自分でも思う（笑）
昼食の後、抜歯できると紹介された歯医者のことを色々と調べた。
結果としては、麻酔科医がいる歯医者に決めた。
直接は関係ないかもしれないしそんなの基準にならないよと笑われるかもしれないが、麻酔をして歯を抜くのは絶対だし、普通は麻酔科医も含め先生同士で勉強会や薬剤の話し合いなどしていると考えて、決めた歯医者へ連絡する。
受診はちょうど１週間後になった。
夜ごはんは、鶏ミンチの団子と大根の煮物を食べた。
ここら辺は離乳食にも出したことあるメニューなので食べることができた。
赤ちゃんと同じで、噛むというより口蓋でつぶして食べているので、口蓋の重要さを感じる。
どの本にも、上あごでつぶして食べられる大きさ、硬さにしましょうね～と書いてあり当時は一生懸命つくっていたが、その経験がまた役に立つ日がくるとは。