2026/4/4
vo.中本 マリ p.市川 秀男 tp. 松島 啓之 b. 粟谷 巧.
銀座Swingが閉店するとの告知を見て、慌てて「行かねばっ!!」と思ってHPを見ると、
なんと私が多分初めて知った日本人のジャズヴォーカリスト「中本マリ」さんのLIVEのお知らせが。
もう「運命」というしか言いようのない巡り合わせ。ドキドキしながら初めてお店へ電話してみると、
えぇ声ぇ~なマスターが出て、「まだ空きがありますよ」とのこと。
しかもたった800円で席が指定できる、なんて良心的!ヴォーカルの近くの席で、とお願いし、
当日ワクワクしながら席へ向かうと、なんとヴォーカルの目の前、「どセンター」でした!!!
もう感謝しかない、、、と既に涙目状態で席に着くと、すぐにメンバーが入ってこられ、目の前に
あの中本マリさんがっ!!!
ニコニコと満面の笑顔で、でも流石の余裕と貫禄をまとったオーラがすさまじい。
まさに「ザ・レジェンド」とご対面、といった感じ。
セットリスト(覚えている限り)
1st Stage 19:00~20:00
2nd Stage 20:30~21:30
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酒ばら(オープニング)
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black coffee
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summertime
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skylark
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sunflower (映画「ひまわり」)
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misty (NHKで市川さんの伴奏で合格したときに歌った曲だそう。審査委員は藤川一郎さんだった)
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there will never be another you
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just friends (最初キーが合ってなくて、ベースの粟谷さんに「最初からやったほうがいいと思います」と言われ、やり直したが、恐らくそのキーも合ってなくて、曲が終わった後にマリさん「難しかった」と。そして、最後に一言「これがジャズよ!This is JAZZ!!」と。客席がドッと湧いて、トラブル笑いに変えていたのも流石だった。
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Sing our song together (80年代、マツダのCMソング。後半、「皆でラララで歌って」と言われ、合唱)
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lover come back to me (アンコール)
誰もが知っている超有名ソングから、通を唸らせる曲、80年代にCMにもなったオリジナルまで、変幻自在なセレクション。オリジナルを作ったのは、当時、ジャズ以外のジャンル曲も歌ってリズム等を勉強したい、と思ったからだそう。後で聞いてみたらフュージョンというか、シティポップ路線な曲だった。80年台のクルマのCMということも大いに関係しているだろう。
トランペットの松島さん
控えめだけど、出るところは出て、的確にパシッと決める、心地の良い、痺れる音色で聴き惚れた。
ピアノの市川さん
まるで生けるDuke Ellington!と、Count Basieと足して2で割った様な、ありがたや〜と拝みたくなるような演奏。「指が止まらない」81歳現役バリバリのゴールデンフィンガー!!
休憩時間
マリさんに父がジャズ好きだったこと、ここに一緒に来ていると思います、を伝えて、泣きながら一緒に写真を撮ってもらった。泣いている私をBIG HUGしてくれて、泣かないで、と。まるで本物の母のぬくもりのようだった。あの温かな大きなマリさんのハート、一生忘れない。
印象的だった話。
マリさんが20歳くらいの頃、先輩方に「50年経ったら、いい歌が歌えるようになるよ」と言われたそう。
ご自身は、結婚して、子供をたくさん産んで~、という夢をもっていたそう。50年もジャズを唄っているなんて夢にも思っていなかった、と。
でも「本当にその通りで、最近ようやく歌えるようになってきたのよ、だから今が旬!の中本マリです!」と高らかに宣言された!!御年79歳にして、今が旬です!私なんてまだまだひよっこ、若造だよ~。
英語は普段喋らないから、歌詞は丸暗記しているそう。使わないと思えないほど流暢な発音です。「この歳で、丸暗記するのがどれだけ大変か、わかる~?」と仰っていて、私も次回のライブでの歌詞の暗記を本気で頑張ねばと思った。
歌声で聴かせるだけでなく、MCに笑いのエッセンスがあり、そこにも余裕があって流石の一言。落語の「間」を参考にしているらしい。私も関西出身の恩師に昔言われたなぁ〜。お前は「間」を考えろって。
お喋りの最初に「延岡」にツアーに行かれたときの話が出てきてびっくり!「旅に出た時」って話されるのが印象的だった。